業界情報記事

第9回大阪府下メーンバンク調査

三菱東京UFJが6年連続首位、三井住友は4業種でトップ
〜 大阪北地区では北おおさか信金が初の首位 〜

はじめに

北海道拓殖銀行の経営破たん以降、金融機関同士の経営統合・再編は大手銀行が中心になって行われてきた。近年は日本銀行のマイナス金利政策による貸出金利低下や人口減少のほか、フィンテックなどの技術革新を通じた異業種の金融分野進出による新たな金融競争の発生などにより、地域金融機関にも業界再編の波が押し寄せている。2月には三重県を経営地盤とする第三銀行と三重銀行が経営統合を発表。3月には近畿で関西アーバン銀行・近畿大阪銀行・みなと銀行の3行がそれぞれ経営統合することを発表した。こうしたなかで急速に進展する地域金融機関同士の経営統合では、特に地域の中小企業に対する金融サービスへの影響も懸念され、企業と金融機関との関係性に変化が生じる可能性も指摘されている。

帝国データバンク大阪支社では、2017年10月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」に収録されている大阪府下企業(103,931社)がメーンバンクと認識している金融機関について抽出し、集計した。なお、調査対象は全業種全法人で、個人経営も含む。同調査は2016年12月に続き9回目。

■本調査は「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンとして取引している実数とは異なる。また、一企業に複数のメーンがあるケースでは、企業が最上位として認識している金融機関を集計した

調査結果

  1. 1 大阪府下メーンバンクは「三菱東京UFJ銀行」が6年連続でトップ、「三井住友銀行」が2位。上位2行がシェアを落とすなか、「りそな銀行」「池田泉州銀行」「北おおさか信金」「関西アーバン銀行」がシェアを拡大
  2. 2 地域別では「三菱東京UFJ銀行」が2地区、「三井住友銀行」が1地区、「北おおさか信金」が1地区でトップとなり、メガバンク以外が地区トップとなるのは調査開始以来初。各地区とも、地域金融機関がシェアを伸ばした
  3. 3 業種別では、「三井住友銀行」が前回調査から1業種増えて4業種でトップ。「三菱東京UFJ銀行」は3業種でトップとなった。「建設業」と「不動産業」ではトップ10の金融機関すべてで社数が増加した

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株式会社帝国データバンク 大阪支社
TEL:06-6441-3100 FAX:06-6445-9532

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