TDB電子認証サービスTypeA

よくある質問

  • e-govにてエラー「無効なプロバイダの種類が指定されました」

    無効なプロバイダの種類が指定されました」というエラーが発生した場合、
    2025年10月に配布されたWindowsセキュリティアップデートが起因である可能性があります。

    ICカードの自動登録機能である「Certificate Propagation」サービスの挙動変更が原因であるため、
    以下の手順にて当該サービスを無効化し、証明書の手動登録にて運用回避をお願いいたします。

     なお、本不具合は電子入札コアシステムでは発生いたしません。
     e-gov、または一部の署名アプリ環境にて発生いたします。

    ■手順
    1. スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
    2. services.msc」と入力し、「OK」をクリックします。 ※管理者権限が必要な場合があります。
    3. Certificate Propagation」をWクリックします。
    4. スタートアップの種類を「無効」に、サービスの状態を「停止」にします。
    5. "C:\Program Files (x86)\TDB\TDBCATypeA"を開きます。
    6. 使用するICカードを挿入し「IE へ証明書を登録」を実行します。
    ■ご注意

    ・「Certificate Propagation」はICカードやeTokenをWindows上で認識した際、自動的にWindows証明書ストアに電子証明書を登録するサービスになります。当手順で無効化することにより、それらを利用する場合は弊社の「IEへ証明書を登録」のような証明書ストアへ登録するツールの実行が必要になる可能性があります。
    ・Windows証明書ストアに複数のTypeAの証明書が登録されていた場合、「IEへ証明書を登録」を実行すると”実行したTypeA以外のTypeAの証明書”は全て削除されます。(他社の証明書は削除されません)よって、複数のTypeAを1台の端末で利用されている場合は作業の前に都度「IEへ証明書を登録」を実行する必要がございます。お手数をおかけいたしますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

    以上


    (以下は技術者さま向け情報になります。)
    今回の不具合につきまして、詳細は以下の通りになります。

    Updateによる変更内容と影響範囲
     Windows標準の Certificate Propagation サービスにおいて、ICカードの証明書がWindows証明書ストアの「個人」に登録される際、CSPとしてではなくKSP(CNG用のプロバイダ)として登録されるように仕様が変更されています。これにより、証明書ストアを起点に処理を開始するアプリケーションにおいて、CryptoAPIではなく CNG(Cryptography:Next Generation) での呼び出しが必要になります。

    影響があるアプリケーション
     以下①と②を満たす場合に発生する可能性があります。
     ①Windows証明書ストアの「個人」の証明書を起点に、署名処理を開始する。
      (CryptAcquireCertificatePrivateKey関数を直接または間接的に利用)
     ②CryptoAPIのみをサポートし、CNGをサポートしていない。

    呼び出しアプリでの対処方法
     証明書ストアを起点に処理を開始するアプリでは、CryptAcquireCertificatePrivateKey関数を直接または間接的に使用します。
     本関数の出力としてphCryptProvOrNCryptKeyというパラメータがあり、証明書ストアへの登録がCSPの場合は、CSPプロバイダハンドル(CryptProv)、KSPの場合はCNG鍵ハンドル(NCryptKey)を返却します。CryptoAPIとCNGの両方に対応するためにはこれら両方のケースに対応する必要があります。

    補足情報
    アップデート情報(Microsoft社WEBページ)
    CVE情報(Microsoft社WEBページ)



  • 【考えられる原因】

    • ・PIN入力を間違えている。
    • ・ICカードがロックされている。
    • ・ICカードが挿入されていない。
    • ・認証プロキシによりポート9980が制限されている。


    【対処方法】

    • ・PIN番号をよくご確認ください。
       複数枚ICカードをお持ちの場合は、「PIN通知書」に記載されているIDとカード券面のIDをよくご確認ください。

    • ・ICカード、カードリーダが正しく接続されているかをご確認ください。
       接続が問題ない場合は、「ICカード動作確認」を行い、正しく読み取りが行えるかをご確認ください。

       動作確認でICカードがロックされていた場合は以下を確認し、ロック解除をおこなってください。
       ⇒「ICカードのロック解除方法」

       動作確認で「デバイスエラー」が表示された場合は以下をご参考ください。

       ⇒「ICカード動作確認」でのエラー解決方法


    •  【ICカード動作確認の起動手順】
         Windows 10:
          [スタート]-[た]-[帝国データバンク]-[初期セットアップ]

         Windows 11:
          [スタート]-[すべてのアプリ]-[帝国データバンク]-[初期セットアップ]

    • ・認証プロキシを通さずアクセスし、エラーが解決するかご確認ください。
       ポート9980は電子入札補助アプリとブラウザ間の通信に利用するものですが、ローカルPCにエージェント等をインストールするタイプのものであればローカル通信に対しても制限がかかる場合があります。

    以上

  • エラー内容

    考えられる原因

    ■デバイスエラーが発生しました

    原因①:TypeAご利用ソフトのバージョンが古い

    以下を参照し、バージョンが古い場合は最新バージョンに更新してください。
    TypeAご利用ソフトのバージョンアップ手順

    原因②:USBポートの相性問題、電力不足

    カードリーダを接続しているUSBポートを変更してご確認ください。
    USBハブを利用している場合は電力不足の可能性もあるため、
    パソコンに直接接続してください。

    原因③:ICカードの接触不良

    一度抜いて深く挿入しなおしてください。

    原因④:ICチップや端子の汚れによる通電不良

    カードリーダはICカード差込口からエアダスターなどでホコリを飛ばしてください。
    ICカードは金属に触れるなど作業者の静電気を除去後、チップの表面をメガネ拭き等で丁寧に拭いてください。

    原因⑤:カードリーダOS標準ドライバの不具合

    デバイスマネージャの状態を確認します。
    1)マイコンピュータ(コンピュータ)を右クリックして[管理]を開きます。
    2)左メニューから[デバイスマネージャー]を開きます。
     正しく認識されていれば、「スマートカード読取装置」に型番が表示されます。
     以下の表示になっている場合は正しく認識されていません。
     「不明なデバイス」を右クリックして削除したあと、ドライバダウンロードページより専用ドライバを入手し、インストールをおこなってください。

    原因⑥:「SmartCard」サービスが停止している

    サービスの状態にて動作状況を、ご確認ください。

    【確認手順】
     1)スタートボタンを右クリックし、「コンピュータの管理」を開きます。
     2)「サービスとアプリケーション」-「サービス」を開きます。
     3)「Smart Card」を探し、スタートアップの種類が「自動」になっていない場合は「自動」にしてください。

    原因⑦:レジストリ異常(※型番が「マクセル M-1700S」の場合のみ)

    ICカードリーダのプラグアンドプレイ機能が動作していない可能性があります。
    修正ファイルを実行し、レジストリの修復を行ってください。

    【手順】
     1.「TypeA_regi_tool」を展開します。
     2.「TypeA_レジストリ修正.bat」を右クリックし、
      「管理者として実行」を選びます。
     3.実行後、ICカードがきちんと認識されたか、ご確認ください。

    ※もう一つの「TypeA_レジストリ情報採取.bat」は実行しないでください。

    原因⑧:PC異常

    他のパソコンをご用意できるのであれば、そちらにセットアップをしてどうか、ご確認ください。

    原因⑨:2025年5月にWindowsUpdateで配布された東芝製ドライバによる不具合

    2025年5月に東芝デジタルソリューションズ社がWindowsUpdate上で配布した
    「TOSHIBA DIGITAL SOLUTION CORPRATION-SmartCard-1.5.0.4」
    インストールされていると、TypeAの動作に支障が発生する事が確認されております。

    手順1.TypeAご利用ソフトの修復インストール

     1.「Windowsのスタートボタン」を右クリックし、「設定」を開きます。
     2.「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます。
     3.「TypeAご利用ソフトv~」右側の「…」をクリックし、「変更」を開きます。
     4.「次へ」→「修復」を順にクリックし、「インストール」をクリックし「完了」させます。

    手順2.デバイスマネージャーのスマートカード表示の確認と対応

     1.「Windowsのスタートボタン」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。
     2.ICカードをカードリーダーにセットすると「スマート カード」が表示されますので、
       ダブルクリックして展開し、表示内容を確認します。

      ・「Toshiba TARGUSYS v4」の場合、手順3へ進んでください。

      ・「Toshiba TARGUSYS  v4/v5」の場合、デバイスを削除します。

       1.「TARGUSYS  v4/v5」を右クリックし、「デバイスのアンインストール」をクリックします。
       2.「このデバイスのドライバーを削除しようとしました。」をチェックし「アンインストール」をクリックします。
        「Toshiba TARGUSYS  v4/v5」が消えるか、「不明なデバイス」となります。
       3.もう一度、手順1の修復インストールを実施し、その後手順3へ進んでください。

    手順3.レジストリ修正ファイルの実行

      1.以下のzipを保存し、「TypeA_Correction.reg」をダブルクリックして実行してください。
        https://www.tdb.co.jp/typeA/support/data/TypeA_Correction_250529.zip
      2.ユーザアカウント制御の画面が表示された場合は「はい」をクリック、
      3.「続行しますか?」のダイアログにて「はい」をクリックし、「OK」をクリックして画面を閉じます。

    なお、該当のドライバについてはTypeA利用環境下では適用がされなくないよう配布元が修正済みですが、
    以下のケースで再びダウンロードがされてしまう可能性があります。

    1. WSUS(Windows Server Update Services)などのWindowsUpdateをコントロール/キャッシュする機能を使用している。
    2. イントラネット上のProxyにキャッシュが残っている。
    3. 「他のデバイスからのダウンロードを許可する」が有効になっている。

    1、2は社内のシステム管理者へご相談ください。

    3は以下で無効化が可能です。
    スタートメニュー→「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→
    「配信の最適化」→「他のデバイスからのダウンロードを許可する」を「オフ」にする。



    原因①~⑨を確認頂いても改善しない場合はカードリーダかICカードどちらかに不具合がある可能性があるため、問い合わせ窓口までご連絡ください。

    ■CryptoAPIの検証NG

    プログラムが正しくインストールされていないと考えられます。
    「コントロールパネル」の「プログラムの一覧から「TypeAご利用ソフト」の「修復」を実行ください。

    以下はWindows10/11の場合の手順です。

    1. 1.画面左下のスタートボタンを右クリックし、メニューから「設定」-「アプリ」を開きます。
    2. 2.一覧から「TypeAご利用ソフト」を探し「変更」を実行します。
    3. 3.立ち上がったウィザードにて「修復」を実行します。

    ■署名生成 NG
     ICカード読み込み NG

    頻発する場合はICカードが故障している可能性が考えられます。
    問い合わせ窓口までご連絡ください。

    ■「ICカードがロックされています」

    連続で規定回数以上のPIN入力を間違えてしまい、使用不可の状態になっています。
    以下を参考に、ロック解除を行ってください。
    Q06-04 ICカードのロック解除方法

    ■詳細画面で「証明書の整合性を確認できませんでした」と表示されている場合

    新しい認証局(CA)証明書がパソコンにインストールされていない事が原因です。
    最新バージョンのTypeAご利用ソフトをインストールしてください。
    TypeAご利用ソフトダウンロードページはこちら


    以上

  • ICカードの動作確認で「CryptoAPIの検証NG」が表示される場合のトラブルシュートです。

    ICカードの動作確認で「CryptoAPIの検証NG」が表示される場合、TypeAご利用ソフトが正しくインストールされていない事が考えられます。
    「コントロールパネル」の「プログラムの一覧から「TypeAご利用ソフト」の「修復」を実行するか、もしくは「TypeAご利用ソフト」の再インストールを行ってください。

    以下はWindows10/11の場合の手順です。

    1. 1.画面左下のスタートボタンを右クリックし、メニューから「設定」-「アプリ」を開きます。
    2. 2.一覧から「TypeAご利用ソフト」を探し「変更」を実行します。
    3. 3.立ち上がったウィザードにて「修復」を実行します。

    ICカード動作確認におけるその他のトラブルシュートはこちらをご確認ください。

    以上


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