業界情報記事

「食品主要195社」価格改定動向調査―2023年4月

「値上げの春」 4月は5100品目 5月以降も4000品目近く対象
〜 「年2万品目」間近、値上げは今年秋まで長引く予想 〜

はじめに

2023年の食品値上げは、判明ベースで4月中の2万品目超えがほぼ確実となる。これまでのコスト増加分における価格転嫁は十分にできていないほか、鶏卵や海苔、電気代など新たな値上げ圧力も出現しており、頻繁で断続的な価格改定の動きは今秋10月頃まで長引く可能性がある。
今後は、5%に抑制された「輸入小麦」の価格改定に伴い、パンや麺製品の価格が引き上げられるかが焦点となる。特にパン製品は、小麦以外にもショートニングや乳製品、砂糖類など原材料の多くで価格が上昇しており、菓子パン類を中心に昨年7月以来の大規模な値上げが年内にも行われる可能性が残る。物流コストや容器代などのコスト増に直面している、小型PETボトル製品や缶ビール・缶RTD飲料製品の値上げも注視したいポイントとなる。


■品目数および値上げは、各社発表に基づく。また、年内に複数回値上げを行った品目は、それぞれ別品目としてカウントした。値上げ率は発表時点における最大値を採用した。なお、価格据え置き・内容量減による「実質値上げ」も対象に含む

調査結果

  1. 1 小麦価格の抑制的引き上げ、影響注視 「断続的値上げ」秋まで長引く見込み
  2. 2 「値上げの春」4月は5000品目超え、前年比4倍の「値上げラッシュ」
  3. 3 パック牛乳など「乳製品」単月で過去最多、前年に続く2度目の大規模値上げ

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