業界情報記事

山口県 メーンバンク実態調査(2017年)

トップの山口フィナンシャルグループ、シェア6割超
〜 上位20位中、6つの金融機関がシェアを拡大 〜

はじめに

2016年2月にマイナス金利政策が導入されて以降、地方経済を支える金融機関を取り巻く環境は予想以上の逆風が続いている。金融庁が2017年10月に公表した「金融レポート」で、2017年3月期末時点で、すでに半数以上の地銀で本業が赤字に陥り、収益悪化が顕著になったことが示された。近い将来、少子高齢化の加速とともに都市部への人口流出・集中する傾向が強まり、地方の資金需要が先細りする懸念が現実味を帯びてきているなかで、地域金融機関では収益改善につながるビジネスモデルの構築を急いでいる。また、全国各地で金融機関の再編やエリアを問わない提携の動きも強まっている。こうした状況のなかで、山口県に拠点を置く金融機関の地元企業に対するシェアや取り組みの状況にどのような変化があるのだろうか。

帝国データバンク山口支店では、2017年10月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(全国約147万社)の中から山口県内の企業(1万6848社)を抽出、メーンバンクと認識している金融機関について集計・分析した(前年調査の対象企業数は1万6828社、%は小数点第3位を四捨五入)。

なお、この調査は今回で8回目、調査対象は全業種・全法人(個人経営を含む)。

■本調査は「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンとして取引している実数とは異なる。また、一企業に複数のメーンがあるケースでは、企業が最上位として認識している金融機関のみを集計した。

調査結果

  1. 1 トップは「山口銀行」でシェア60.09%(企業数1万124社)。2位は「西京銀行」で11.65%(1962社)、3位は「西中国信用金庫」で9.81%(1652社)、この3つの金融機関で全体の81.54%を占めた
  2. 2 業種別では、「山口銀行」「西京銀行」「西中国信用金庫」が主要7業種で1位から3位を占めた。県外の金融機関では、「広島銀行」「もみじ銀行」「西日本シティ銀行」が主要7業種すべてでランクインした
  3. 3 取引先の売上規模別では、『10億円未満』までは「山口銀行」「西京銀行」「西中国信用金庫」が1位から3位を占めた。『10億円〜50億円未満』では「広島銀行」が3位、『50億円以上』では「みずほ銀行」が2位、「三菱東京UFJ銀行」が3位だった

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