2023/4/13
「100円ショップ」業界動向調査
「100均」市場、23年度に1兆円突破 店舗は10年で3000店増加
〜 アウトドア用品が好調、物価高で「節約志向」も後押し 〜
はじめに
ワンコインで生活用品の多くが揃う「100円ショップ」市場の成長が続いている。大手4社を中心とした国内100円ショップ市場(事業者売上高ベース)は、2022年度は前年から7.2%(約671億円)増の約9969億円となる見込みで、1兆円にせまる規模となった。このペースで推移すると、100均市場は2023年度に1兆円の突破が確実とみられる。
店舗網も大幅な増加となり、大手4社の店舗数は23年3月末時点には9000店舗前後に達する見込みで、前年から300店以上、10年前の12年度からは3000店以上増加する。各社とも年間100店超の新規出店を続けており、早ければ2025年度にも国内累計で全国1万店規模を突破する見通しとなる。
調査結果
- 1 「脱・100円」が奏功 22年度の1人当たり購買額は月665円、過去最高に
- 2 「100円のこだわり」 原材料価格高騰のなか、どこまで死守できるかが注目点に
