2022/9/12
企業が求める人材像アンケート
企業が求める人材像、「コミュニケーション能力が高い」がトップ
〜 中途採用では「専門性」をのぞむ声 〜
はじめに
7月の全国の有効求人倍率(季節調整値)は前月比で7カ月連続して上昇したことに加え、2年3カ月ぶりにすべての都道府県で1倍を超えた。企業の人手不足感は再び高まっており、人手不足が顕著となっていた新型コロナ禍前の水準に近づきつつある。
こうしたなか、9月5日には高校生の求人応募書類の提出がスタートしたほか、10月は大手企業を中心に大卒学生の内定通知が行われるなど、新卒者の来年度入社に向けた動きが活発化している。
そこで、帝国データバンクは、企業が求める人材像についてアンケートを行った。
■アンケート期間は2022年9月2日〜5日、有効回答企業数は1,550社(インターネット調査)
調査結果
- 1 採用活動においてどのような人材像を求めているかを尋ねたところ(3つまでの複数回答)、「コミュニケーション能力が高い」(42.3%)と「意欲的である」(42.2%)が4割超となった。採用形態については、大企業の48.8%が「新卒採用がメイン」、中小企業の60.0%が「中途採用がメイン」と回答した
- 2 採用形態別で比較すると、新卒採用をメインとする企業では「コミュニケーション能力が高い」「精神的にたくましい」を望む割合が高い傾向にある一方、中途採用をメインとする企業では「真面目、または誠実な人柄である」「専門的なスキルを持っている」を望む割合が高い傾向がある
