2023/6/20
生成AIの活用に関する企業アンケート
ChatGPTブームが追い風 生成AIを活用・検討している企業、6割超え
〜 検討するも「具体的な活用イメージ湧かず」が37.8%、実践に課題 〜
はじめに
生成AI(人工知能)を活用したビジネスの将来性に関心が高まっている。学習した膨大なデータをもとに、利用者が入力した質問やメッセージに対して、適切な回答(文章や画像、音楽など)を導きだす性能の高さについて、世界的に注目が集まっている。
とりわけアメリカのベンチャー企業であるオープンAI社開発の「Chat(チャット)GPT」を活用した事例が、国内でも多くのメディアで取り上げられて話題となっている。企業のさまざまな業務の生産性を高め、新たなビジネスチャンスになる可能性も秘めていると考えられる。
そこで帝国データバンクは、生成AIの活用状況などについてアンケートを行った。
■アンケート期間は2023年6月12日〜15日、有効回答企業数は1,380社(インターネット調査)
調査結果
- 1 生成AIについて、業務で活用・検討している企業は61.1%(【業務で活用している】9.1%、【業務での活用を検討】52.0%)
- 2 企業が活用したことがある、または活用したい生成AIは、『文章・コード生成AI(総合型)』が93.1%でトップ。また、『文章・コード生成AI』を具体的にみると、「ChatGPT」が87.9%で最も高く、米グーグル社の「Bard」(27.2%)、米Smartling社の「Smartling」(4.7%)が続く
