景気・経済動向記事

栃木県「女性社長」分析調査(2023年)

女性社長比率は8.1%、増加は僅少
〜「同族承継」中心、「創業者」は伸び悩む〜

はじめに

弊社が9月に発表した「特別企画 女性登用に対する栃木県内企業の意識調査(2023年)」によれば、県内企業の女性管理職は平均11.2%と初めて1割の大台を突破した。女性の社会進出は政府や経済界も重要課題と認識しており、社会全体のニーズであることは間違いないようだ。生産年齢人口の急速な減少期を迎える我が国にとって、女性登用は経済維持の必須条件であり、同じことは企業経営者の分野でも言えることだ。また、SDGsや脱炭素といった新たな取り組みや、働き方改革の推進といったテーマでは、女性ならではの目線やリーダーシップ像が重要とされる見方もある。女性社長の増加は、新しい仕組みに欠かせないファクターと考えられる。

■帝国データバンク宇都宮支店では企業概要データベース「COSMOS2」をもとに、栃木県内企業18,300社(2023年10月現在)の社長データを抽出し、女性が社長(代表)を務める企業について分析を行った。県内企業の調査は2022年10月に続き8回目。なお、集計対象は「株式会社」「有限会社」「合同会社」「合名会社」「合資会社」である

調査結果

  1. 1  2023年10月時点における栃木県内企業の女性社長の割合は、8.1%であった。実数は18,300社中1,483社。右肩上がりの傾向にはあるものの、女性活躍に対する社会的な期待度を考えれば、「増加は僅少」という評価になるだろう
  2. 2  女性社長の年代構成をみると、「65〜69歳」が14.9%で最も割合が高く、「70〜74歳」が14.7%で続いた。女性社長企業の62.4%が60歳以上と、高齢化が進んでいる。就任経緯別では「同族承継」が61.8%で過半数を占め、男性社長の同割合(49.3%)を12.5ポイント上回っており、「夫の事業を妻が承継」というイメージが非常に多いことが分かる
  3. 3  女性社長比率が最も高い業種を細分類で見ると、「不動産管理業」が26.9%でトップ、次いで「貸家業」26.7%、「貸事務所業」22.4%と不動産業が上位を占めた。以下、「旅館」21.3%、「老人福祉事業」20.1%などが上位に並んだ
  4. 4  女性社長の出身大学では、「日本大学」と「宇都宮大学」が各6人でトップであった。県内大学では、「白鴎大学女子短期大学部」と「國學院大學栃木短期大学」が各3人で上位にランクされた


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お問い合わせ先

株式会社帝国データバンク 宇都宮支店
TEL:028-636-0222 FAX:028-633-5639

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