2023/4/3
2023年度の雇用動向に関する東北6県企業の意識調査
正社員は61%、非正規は44%採用予定
〜 企業が求める職種は販売・営業、専門・技術職 〜
はじめに
全国の有効求人倍率は2022年6月から上昇し続け、同年12月には新型コロナの影響が出始めた2020年3月以降で最高となる1.45倍に上昇、2023年1月も引き続き高水準で推移している。
また、帝国データバンクが実施した調査によると、2023年2月における全国の人手不足企業の割合は、6カ月連続正社員で5割、非正社員で3割を上回る高水準で推移している。
そこで、帝国データバンク仙台支店は、2023年度の雇用動向に関する東北6県企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2023年2月調査とともに行った。
■調査期間は2023年2月14日〜2月28日、調査対象は1756社で、有効回答企業数は669社 (回答率38.1%)
調査結果
- 1 2023年度、正社員の採用予定がある企業は61.3%
2023年度に正社員の採用予定がある企業は61.3%(前年度比2.6ポイント減)、採用人数を増加させる予定の企業は24.7%と4社に1社にのぼる。規模別では「大企業」が85.3%と採用意欲が非常に高い。一方、採用予定がない企業は28.4%(同3.8ポイント増)となった - 2 非正社員の採用予定は44.7%、前年から3.8ポイント上昇
非正社員の採用予定がある企業は44.7%(同3.8ポイント増)と2年連続で上昇。採用人数を増加させる予定の企業は新型コロナ前の2019年度を若干上回った - 3 職種では販売・営業職が3割超、求める職種も業種で多様化
求める職種では、販売や営業職などの「販売の職業」(36.6%)がトップ。以下、「専門的・技術的職業」(30.6%)、「事務的職業」(22.1%)が続いた
