業界情報記事

焼酎メーカー売上高ランキング(2018年)

売上高上位10社中7社が減収
〜 霧島酒造が7年連続でトップも、酒類消費の分散化で劣勢に 〜

はじめに

国税庁が発表した2017年度(平成29年度)の国内酒類消費量は、約837万3600キロリットルと、前年度比0.5%減少した。減少するのは2年連続。他方、ウイスキー(前年度比10.5%増)はハイボールブームにより、また、リキュール(同6.1%増)やスピリッツ(同14.5%増)は缶チューハイや缶カクテルなどのRTD(Ready to Drink)飲料市場の拡大により、それぞれ消費量や伸び率の増加が際立っている。

焼酎の消費量は約81万6000キロリットルと、依然として根強いファンを抱えているものの、ピークだった2007年度(100万4700キロリットル)から18.8%減少している。酒類合計が5年前からさほど減少していないことを考慮すると、消費者の嗜好が多様化し、酒類消費が分散する傾向が見て取れる。

帝国データバンク福岡支店では、売上高に占める焼酎・泡盛の割合が5割以上となった酒類製造業者(焼酎・泡盛以外の事業で計上した売上高も含む)を『焼酎メーカー』と定義。企業概要ファイル「COSMOS2」(約147万社収録)より、全国の焼酎メーカーの2018年(1月期〜12月期)売上高をランキング形式により抽出し、上位50社の売上高や利益動向などについて集計した。なお、本調査は2018年8月に続く16回目。

調査結果

  1. 1 2018年の売上高ランキングは、「黒霧島」で知られる霧島酒造(株)(宮崎県都城市)が7年連続でトップ。2位は、「いいちこ」ブランドを主力とする三和酒類(株)(大分県宇佐市)。3位にはオエノンホールディングス(株)の焼酎事業である「オエノングループ」が入った
  2. 2 上位50社の売上高合計は3140億3400万円と、前年と比較して2.4%減少した。なお、「オエノングループ」の売上高を除外して51位の売上高を加算して計算した調整後の売上高合計は前年比2.9%減の2747億700万円で、2005年以降の最少となった
  3. 3 上位50社のうち「減収」企業は28社と、前年に続き半数を上回った。売上高規模別にみると、「10億円未満」を除く全ての区分で減収企業の割合が半数を超えた
  4. 4 税引き後当期純利益が判明した41社のうち、「赤字」企業は7社。
  5. 5 都道府県別にみると、社数は「鹿児島県」が21社、売上高合計は「宮崎県」が904億400万円で、それぞれ最多

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