業界情報記事

2015年度長野県内機械系製造業売上高ランキング

上位50社の総売上高、前年度比4.6%増の2兆5713億円
〜 3年連続増加するも伸び率は鈍化、減収企業が倍増 〜

はじめに

近年、比較的堅調な推移を示してきた製造業。特に長野県内に多数存在し、基幹産業となっている機械系製造業者の中には、海外との関係が深い輸出関連メーカーが少なくないが、円安を追い風に技術開発力や営業力を発揮して海外需要を掘り起こし、業績を伸ばす企業も目立っていた。

ただ、昨年半ば以降、製造業を巡る環境は大きく変化。それ以前より、国内では消費や投資の停滞感が広がっていたが、秋には中国経済の減速が鮮明化。また、数年来の円安も変化し、今年に入ってから円高傾向が生じていたところ、6月24日に行われたイギリスの国民投票でEU離脱が決まってからは一気に円高に振れる事態となった。TDB景気動向調査における長野県内製造業の景気DIをみると、昨年9月に急降下して以来小幅な一進一退を続けており、回復軌道に乗ることがないまま今日に至っている。

帝国データバンクでは、こうした状況に置かれた県内機械系メーカーの業績動向を把握するため、2015年度(2015年4月〜2016年3月)に到来した各社の決算期における売上高を対象に上位50社のランキングを作成し、分析した。なお、連結決算を行っている企業も、すべて単体の数字を採用している。

調査結果

  1. 1上位50社の総売上高は2兆5713億3400万円、前年度比4.6%増
    2015年度県内機械系製造業売上高ランキング上位50社の総売上高は2兆5713億3400万円となった。前年度比4.6%増と3年連続で増加したものの、2014年度の10.0%増から5.4ポイント減と増加幅は縮小している。売上高トップは、2016年3月期に7869億8100万円を計上したセイコーエプソン(株)。同社のトップは調査開始以来16年連続となる。
  2. 2増収28社・減収22社、減収企業が2.2倍増
    50社のうち増収となったのは28社、減収は22社。前回、増収企業は過去最多と肩を並べる40社に達していたが、今回12社減の28社にとどまった。逆に、前回10社だった減収企業は2.2倍増の22社。伸び率が最も大きかったのはシナノケンシ(株)で、2016年2月期に前期比56.6%増の314億1000万円を計上している。
  3. 3地区別では「東信」、業種別では「一般機械」の伸びが目立つ
    総売上高を地区別にすると、「東信」が16.4%増で増加率が最も大きかった。「東信」には大幅増収企業が目立つ。一方、業種別では「一般機械」の増加率が15.4%増で最大。

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