業界情報記事

長野県内貨物自動車運送業者の倒産動向調査

2014年度は6件に急増、過去最多と並ぶ
〜 破産申請準備中も3件判明、厳しい経営環境続く 〜

はじめに

全国的に倒産減少傾向が長期化している。既報の通り、2014年度(2014年4月〜2015年3月)に県内では85件の倒産(法的整理、負債1000万円以上)が発生したが、3年連続の減少となるとともに、比較可能な2005年度(同年度に倒産集計の対象を法的整理に限定)以降の最低を2年続けて更新した。前年度比では12.4%減、この間のピークである2009年度の184件からは53.8%の減少である。

業種別にみても、近年減少傾向をたどったり、2014年度の倒産が2013年度を下回ったりしているケースが多いが、2011〜2013年度まで3年連続して0件だった「貨物自動車運送」が一転して6件に増加しているのが目を引く。一時に比べれば荷動きが改善し、2014年半ばからは燃料価格も低下したが、長年厳しい経営環境に晒され体力を失い、ここに来て倒産処理を行わざるを得なくなるケースが相次いで表面化している。

帝国データバンクでは今回、年度ベースの県内倒産集計の中から「貨物自動車運送」に焦点を当て、2014年度の倒産発生状況及び2005年度以降の10年間の推移を改めて振り返ってみた。

調査結果

                     
  1. 12014年度の倒産は6件、2010年度と並び過去最多
    2014年度、「貨物自動車運送」を主業とする企業の倒産は6件発生した。例年、「貨物自動車運送」の倒産はそれほど多くなく、2005年度以降では2010年度の6件が最多だったが、2014年度は2010年度と肩を並べた。2011年度〜2013年度は3年連続して0件だったため、2014年度は4年ぶりの発生となる。
  2. 22014年度の6件のうち負債「1億円以上」は3件
    2014年度の倒産6件の負債総額は12億4500万円。1件平均では約2億700万円だが、6件中3件が負債「1000万円以上5000万円未満」に該当するなど小規模業者も多い。なお、2014年度は負債「5億円以上」に含まれる倒産が1件発生している(「5億円以上」は過去10年間で3件だけ)。
  3. 3地区別では「中信」が4件で最多、過去10年間では「南信」が最多
    地区別にみると、「中信」が4件、「東信」2件。2005年度〜2014年の10年間では、「南信」が9件で最も多く、以下「中信」が8件、「北信」と「東信」が各5件だった。

            

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