業界情報記事

「食品主要105社」価格改定動向調査(11月)

今日から値上げ 「パック牛乳」など833品目
〜 来年値上げ、早くも2000品目超え 円安要因 〜

はじめに

約6700品目に上る食品で値上げが行われた10月以降、高まりつつある消費者のインフレ実感は、11月以降値上げされる「パック牛乳」など日配品の値上げにより、一気に鮮明化するとみられる。ただ、年内の「値上げラッシュ」は10月を最大の山場としてピークアウトしているほか、12月の値上げもゼリー類など局所的なものにとどまる。そのため年末まで当面の間、消費者生活面では新たな値上げから遠ざかる見通しとなる。

足元では1ドル150円前後で推移する円安局面のなか、来年の値上げ予定品目数は早くも2000品目を超え、その多くで「円安」が要因として挙げられている。今後も大きく引き上げられる予定の電気・ガス代など、コスト上昇圧力が解消される望みは当面薄いなか、来年2〜3月をピークに「値上げラッシュ」が再来する可能性が高い。


■品目数および値上げは、各社発表に基づく。また、年内に複数回値上げを行った品目は、それぞれ別品目としてカウントした。値上げ率は発表時点における最大値を採用した。なお、価格据え置き・内容量減による「実質値上げ」も対象に含む

調査結果

  1. 1 牛乳など日配品の値上げで、消費者の「インフレ実感」一気に鮮明化へ
  2. 2 牛乳中心に833品目で値上げ 半年ぶり1000品目割れも、昨秋の2倍と高水準
  3. 3 生乳価格上昇でパック牛乳などが一斉値上げ 心理的なインパクトは年内でも有数の大きさに
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