2021/4/12
宿泊業者の倒産動向調査 (2020年度)
倒産件数は前年度比66.7%増、増加率が過去最高
〜 Go Toトラベルで需要回復するも新型コロナ関連倒産が急増 〜
はじめに
昨年より新型コロナウイルスの感染拡大で東京オリンピック・パラリンピックの延期やインバウンド需要が消失し、観光・宿泊業界は大打撃を受けている。頼みの綱だった「Go To トラベル」も昨年末に停止し、今年1月には再度の緊急事態宣言が発出され、宿泊業者は苦戦を強いられている。特に都市部ではコロナの感染者数の増加に伴い予約のキャンセルが相次ぎ、京都などの人気観光地エリアにおいては客室稼働率が10%台まで低下したホテルもあった。今後は新型コロナの収束がカギを握るが、コロナワクチンの普及などで需要回復となるか、動向が注目されている。
帝国データバンクでは、2000年度以降で宿泊事業を主業とする事業者〈法人・個人事業者、負債1000万円以上、法的整理)〉について集計・分析した。帝国データバンクでは、2000年度以降で宿泊事業を主業とする事業者〈法人・個人事業者、負債1000万円以上、法的整理)〉について集計・分析した。
調査結果
