2020/7/31
国内タクシー業者3327社の経営実態調査(2019年)
インバウンド需要継続も年収入高合計は微減
〜 増収企業比率トップは京都府 〜
はじめに
2020年2月から25都道府県、48地域で良質なタクシーサービスを維持する、タクシー運転者の労働条件を改善することを目的にタクシー料金が変更された。タクシー業界は初乗り運賃の定額化やスマホアプリを活用した配車サービスの施策により利用者拡大を図っているが、乗務員不足、高齢化、無許可タクシーの増加など業界として抱える課題は依然として多い。また、2020年は新型コロナウイルスの影響により従業員を解雇する企業があらわれるなど業界にとって厳しい年となっている。
帝国データバンクは、2020年7月時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(147 万社収録)の中から、2019年(2019年1月期〜12月期)決算の年収入高が判明した国内タクシー業者3327社(法人・個人事業主)を抽出し、年収入高合計・年収入高推移、地域別、業歴別、従業員規模別について分析した。同様の調査は2017年4月24日に続き3回目。
調査結果
