レポート

近畿地区の菓子メーカーの経営実態調査

インバウンド消費の拡大で売上増加 ~ 小麦、乳製品、カカオなどの原料高の懸念材料も残る ~

2015/02/23

はじめに

2月から3月にかけて、バレンタインデーやホワイトデーなどのイベントが続き、菓子メーカーは繁忙期を迎える。小売ベースで約3.17兆円と推計される菓子市場でも近時は、チョコレート菓子の原料となるカカオ価格の上昇や円安の影響で、販売価格の値上げに踏み切る菓子メーカーも出始めている。さらに、酪農家の減少によるバター不足や、その他原材料価格の高騰など業界への影響が懸念される。

帝国データバンクは、2015年1月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(145万社収録)の中から、2013年度(2013年4月~2014年3月期)決算の年売上高が判明した近畿地区の菓子メーカー91社(年売上高10億円以上、一部推計値を含む)を抽出。売上高総額の推移、損益状況、府県・業歴別に分析した。

調査結果

  1. 近畿の菓子メーカー91社のうち、2013年度および2012年度決算の年売上高が判明した89社を対象に各年度の年売上高総額をみると、2013年度は5503億5900万円となり、2012年度(5258億5000万円)比で245億900万円の増加(5.2%増)となった。
  2. 2013年度および2012年度決算の当期純損益が判明した73社を比較すると、2013年度は「黒字」企業が89.0%(65社)となり、全体の約9割を占めた。一方、「赤字」企業は11.0%(8社)となっており、前年度比1.4ポイント上昇した。
  3. 業歴30年以上が全体の80.3%を占めた。「100年以上」が18社(構成比19.8%)となり、全国(79社、構成比16.7%)と比べると割合が3.1ポイント高くなっている。
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