レポート

加工食品業界の動向と展望

2025/11/28

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

製粉

2024年度
2025年度

調味料・食用油製造

2024年度
2025年度

冷凍・チルド・インスタント食品等製造

2024年度
2025年度

SUMMARY

加工食品業は、農畜水産物を一次・二次・三次の段階で加工し、栄養価と品質を保ちながら嗜好性や簡便性を高めて製造・販売する産業である。調味料、プレミックス、めん類、レトルト、冷凍、乳製品、菓子など多種多様な製品群が含まれ、原材料調達から製造、物流、販売まで広範なバリューチェーンを担う。食の安全や健康志向の高まり、個食化・時短の浸透により商品は高付加価値化・多様化しており、機能性付加と利便性向上を両立する開発力が競争力の源泉となっている。

 最近の動向として、物価高や為替変動、原材料・輸送コストの上昇を背景に、生産量の伸びは抑制される一方、価格改定の浸透で金額ベースでの市場は拡大している。外食需要やインバウンドの回復、人手不足への対応から業務用の需要が堅調ななか、家庭用では低価格志向と簡便志向が高まっている。

また野菜など生鮮価格の変動により、冷凍素材や常温・チルドの中食商材が代替として選好され、めん類や米飯など主食系でも付加価値を高めた商品戦略が進展している。

課題・リスクとして、原材料を輸入に依存していることから、為替・国際市況の変動、原材料・エネルギー・物流のコスト高止まり、気候変動を背景とした不作・不漁による供給不安などが挙げられる。近年は、サステナビリティ対応が重要視されており、食品ロス対策では、環境負荷低減とESG評価の向上に繋がることから、賞味期限運用の見直し、需要予測や在庫のAI最適化、フードシェアリング・寄付、店頭での啓発などが加速している。

このレポートでは、加工食品業界の最新動向や市場展望、サステナビリティ対応、商品戦略などについて触れる。市場動向では統計データをもとに、加工食品および冷凍食品の国内生産量の動向を解説する。業績動向では2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 製粉業、調味料・食用油製造業の業績動向
  • 冷凍・チルド・インスタント食品製造業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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