レポート

「築地市場内企業」の倒産、休廃業・解散動向調査

小規模倒産、全体の約7割 ~ 生鮮魚介卸が全体の約4分の3を占める ~

はじめに

10月11日、ついに豊洲市場がスタートした。順調な滑り出しとなったとされる一方で、築地市場内企業の中には、移転反対や解体反対の動きがいまだ続いており、今後の都と組合の動向が注目されている。長引く業績不振から経営的な余力に乏しい業者や、移設をしないことを選択した企業、あるいは十分に移転準備が進んでいない業者が倒産や廃業に追い込まれるケースもある。

帝国データバンクは、集計可能な2003年1月から2018年3月までに倒産(負債1000万円以上、法的整理のみ)ないし休廃業・解散に至った企業の中から、築地市場<東京都中央区築地5-2-1>内に本社を構える企業(=「築地市場内企業」)を抽出し、年別推移、業種細分類別、業歴別、負債額別に集計・分析した。なお、「築地市場内企業」に関する調査は2016年9月に続いて2回目。

調査結果

  1. 「築地市場内企業」の倒産・休廃業等の発生状況を見ると、集計可能な2003年以降で121件判明。年別では2006年(12件)、2013年(14件)、2015年(12件)で2ケタ判明
  2. 業種細分類別に見ると、「生鮮魚介卸売業」が90件(構成比74.4%)で全体の約4分の3を占めた。以下、「野菜卸売業」(7件)、「農畜産物・水産物卸売業」(5件)などが続いた
  3. 業歴別に見ると、「30年以上」の業者が97件(構成比80.2%)を数え、全体の8割を超えた。一方、「10年未満」は3件(同2.5%)にとどまる
  4. 倒産した83件を負債額別に見ると、「1億円未満」が58件(構成比69.9%)で最も多く、全体の約7割を占め、小規模業者の倒産が大部分を占める結果となった
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