レポート新潟県・農業法人778社、食品製造業594社、漁業・水産業92社の経営実態調査（2025年）

SUMMARY

米価の高騰、食品全般の値上がりなど、現在ほど農業が注目されている時代はない。

そこで、帝国データバンク新潟支店は、農業法人778社と、そのうちの6割超を占める米作農業475社について、また、食品製造業594社と、そのうちの原料米を使用する主な業種（清酒製造、味そ製造、米菓製造）110社について、経営実態を分析した。加えて、漁業・水産業 92社（漁業41社・水産業51社）についても、経営実態を分析した。

分析からは、①売上高1億円未満の中小企業が多い農業法人の中でも米作農業は特にその比率が高いこと、②米作農業においては長岡市の法人数が突出しており、高い存在感を示していること、③食品製造業は清酒製造が牽引役となっており、特に原料米を使用する清酒製造、味そ製造、米価製造においては売上規模の分布も中間層が厚いこと、④漁業・水産業では漁獲量の減少が続くなか養殖業の割合が上位にあること、などが明らかになった。

※本調査では、企業概要ファイル「COSMOS2」(約148万社収録)から2025年3月時点における企業データ(個人除く)を抽出し、集計・分析した

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