レポート四国地区 社長分析(2017年)

社長の平均年齢「高知県」が最も高い ~ 社長輩出率では「徳島県」が全国5番目、「香川県」「愛媛県」も上位 ~

2017/02/10
社長・後継者

はじめに

少子高齢化社会が進行するなかで、四国企業の経営者の年齢も上昇傾向にある。2016年に休廃業や解散した企業の経営者の7割が「60歳以上」であった。これらの企業のなかには、事業承継が進まず、事業継続を断念した企業も多く含まれている。

そこで、帝国データバンク高松支店では、四国地区に本社がある企業の社長の年齢や、2016年の1年間における社長の交代状況などを県別に分析した。

調査結果

  1. 県別の社長の平均年齢は、「高知県」の60.7歳が最も高く、「徳島県」は59.8歳、「香川県」は59.3歳、「愛媛県」は58.9歳となった。「高知県」「徳島県」は「全国」(59.3歳)より高かった。
  2. 業種別の社長の平均年齢は、4県とも「不動産業」が最も高かった。「徳島県」「愛媛県」「高知県」では「サービス業」が最も低く、「香川県」では「建設業」が最も低かった。
  3. 「社長交代率」(社長交代があった企業数÷全企業数)では、「高知県」の4.09%が最も高かった。「香川県」の3.77%、「徳島県」の3.62%と続き、「愛媛県」の3.53%が最も低かった。
  4. 社長輩出率(出身都道府県別の社長の人数÷都道府県の人口)では、「徳島県」(1.12%)が最も高く全国5番目であった。「香川県」(1.10%)も全国8番目、「愛媛県」(1.07%)が全国9番目となった。「高知県」(0.95%)は全国で21番目であった。
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