レポート全国主要病院経営実態調査

大病院と中堅病院との収入傾向2極化が顕著に~東日本エリア事業者の収入低迷目立つ~

2010/03/25
医療・介護

はじめに

近年における病院の経営環境は、2007年の倒産急増のほか、医師不足や患者の選択意識の高まり(大病院への集中)、診療報酬の改定(引き下げ)などから厳しさが続いている。また、医療法人制度の改革に伴い2008 年3 月期以降の医療法人の決算書が閲覧可能になったことで、患者が持っていたイメージと経営実態が大きく乖離する病院が今後増加し、これまで病院選択の際に重視されてきた臨床技術・施設面の要素のほか、財務面の要素も徐々に重視されていくことが予想される。
そこで帝国データバンクでは、企業概要ファイル「COSMOS2」(127万社収録)から、最新期決算(原則として2008年度)、前期決算(同2007年度)、前々期決算(同2006年度)の業績が判明した全国の年収入高30億円以上(最新期決算)の803(※)の病院経営事業者をピックアップし、収入・収益の動向について分析した。
※ 内訳は、「医療法人」324、「医療法人社団」186、「財団法人」79、「医療法人財団」30、「社会福祉法人」29、「社会医療法人」25、「社団法人」21、「社会医療法人財団」9、その他100となっている

20100325_全国主要病院経営実態調査.pdf

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