レポート株式会社StuDeepl
TDB企業コード:432014491 オンライン予備校「ただよび 」運営 破産手続き開始決定受ける 負債1億6600万円
「東京」 (株)StuDeepl(資本金1000万円、登記面=港区南青山1-10-2、代表塚尾忠史氏)は、7月31日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は樋口一磨弁護士(千代田区神田須田町1-2-1、弁護士法人樋口国際法律事務所、電話03-5207-3337)。債権届け出期間は8月28日までで、財産状況報告集会期日は11月9日午後2時30分。
当社は、2015年(平成27年)1月に設立されたスマートフォン用アプリ開発・オンライン予備校の運営業者。YouTubeで無料チャンネルによるオンライン授業サービス「ただよび」を展開していた。人気ゲームを海外販売するなどしていたが、2020年にさらなる業容拡大と教育に関する地域・家庭環境の格差をなくす目的でオンライン授業サービスを開始。人気講師を確保し受験生に人気を得て、2021年12月期には年収入高約5億円を計上していた。
しかし、コンテンツ開発やプロモーション費用の負担が重く、同期に最終赤字となっていた。事業拡大に伴う資金需要に見合うだけの収益があがらないなか、役員の度重なる交代なども発生。今年7月6日に自社サイトへ「サービス終了のご案内」を掲載。法人の事業停止と、運営する「オンライン予備校 ただよび」「AIコーチング 合格パスポート」のサービス終了を告知し、裁判所へ破産手続き開始の申し立てを行う予定であるとしていた。
負債は債権者約87名に対し約1億6600万円。
また、関係会社のハッピーレトリーバー(同)(TDB企業コード:207018693、横浜市都筑区)も、同日破産手続き開始決定を受けている。
負債は債権者約2名〈うち1名は(株)StuDeepl〉に対し約3億500万円。