倒産速報記事

WBFホテル&リゾーツ株式会社

「WBFホテル」など27施設を運営
新型コロナの影響でインバウンド客減少、一部ホテルは休業していた
民事再生法の適用を申請
TDB企業コード:967800245

負債160億円

HOTEL WBF なんば元町

「大阪」 WBFホテル&リゾーツ(株)〈資本金600万円、大阪市北区豊崎3−14−9、代表近藤康生氏、従業員968名(パートアルバイト含む)〉は4月27日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全・監督命令を受けた。

 申請代理人は田中宏弁護士(大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト11階、きっかわ法律事務所、電話06-6201-2970)ほか11名。監督委員には野上昌樹弁護士(大阪市北区中之島2-3-18中之島フェスティバルタワー27階、弁護士法人大江橋法律事務所、電話06-6208-1500)が選任されている。

 当社は、2009年(平成21年)12月に設立したホテル運営業者。「しろくまツアー」などのインターネットを活用した旅行ツアーの企画販売を手掛けている(株)ホワイト・ベアーファミリーの関係会社として設立。当初は北海道内のみで複数のホテルを展開していたが、2018年に現商号へ変更し、2019年1月に同社からホテル事業を譲受していた。保有5施設(北海道:5施設)、賃借・運営受託22施設(北海道:4施設、関東:1施設、関西:17施設)の合計27施設(合計客室数:約3900室)のホテルを展開。ツアーとセットになった旅行プランなどでインバウンド需要を取り込み、2019年3月期には年収入高約47億6200万円を計上していた。

 しかし、今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大の影響により渡航制限が出されたことで大幅に業容が悪化。このため、一部ホテルは休業を余儀なくされたことに加え、国内でも外出自粛の影響に伴う学生の卒業旅行や春休みのツアーなどのキャンセルが相次いだことで受注が激減し、苦しい経営を強いられていた。ホテル物件購入資金など多額の金融債務が重荷になっていたことから3月には金融機関に対して返済緩和を要請し、立て直しを図っていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないなか、先行きの見通しが立たなくなり、民事再生による経営再建を図ることとなった。

 負債は申請時点で債権者約575名に対し約160億円。

 なお、複数の企業から再建支援の表明を受けており、今後、具体的な支援内容の検討・協議を行い、スポンサー企業を選定することが予定されている。

 (株)ホワイト・ベアーファミリー(旅行業)、WBFリゾート沖縄(株)(沖縄および九州におけるホテル運営業)、その他の関係会社は法的手続をとっておらず、従前通り、通常の営業を続けている。

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