倒産速報記事

株式会社味春

弁当製造販売業
熊本県内初「新型コロナウイルス」関連倒産
事業停止、自己破産申請へ
TDB企業コード:870149434

「熊本」 (株)味春(資本金1000万円、熊本市東区長嶺南6-7-61、代表森美代子氏)は、3月31日までに事業を停止し、事後処理を塩田直司弁護士(熊本市中央区京町本丁8-28、コスモス法律事務所、電話096-351-8585)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1974年(昭和49年)11月に弁当・折詰の仕出し販売を目的に創業、75年(昭和50年)5月に法人改組。「味春ランチ」の店名で熊本市内や八代地区の事業所や官公庁等職域向けの昼食弁当を販売するほか、旅行業者やゴルフ大会や農機具メーカーの各種イベント向けに催事用の弁当を販売していた。一般的な弁当から特選弁当、鉢盛、正月用おせち料理などを販売し、95年4月期には年売上高約4億2000万円を計上した。

 しかし近年は、コンビニ弁当の需要増や低価格弁当との競合から売り上げは低迷し、2019年4月期の年売上高は約1億3000万円にダウン。赤字も散発し、資金繰りはひっ迫していた。近時は、新型コロナウイルスの影響により県内各地でのイベント中止、保育園などの休園で販売量がさらに落ち込んでいた。花見シーズンである4月や5月の大型連休の弁当予約販売もキャンセルが相次ぐなか、事業継続の目処が立たず、今回の事態となった。

 負債は精査中。

 なお、熊本県内では新型コロナウイルス関連倒産は初めて。全国では36件目。

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