信用調査を
受けた方へのインタビュー(1)
今まで意識していなかった自社の強みを、
客観的に知ることができました
流通・小売関連業界/代表取締役社長

―やっぱり最初は、気分のいいものではなかった
帝国データバンクさんの調査を受けたのは、5年くらい前でした。「なんで調査を受けないといけないの?」と思う反面、「とにかく会わないといけないのではないか」とも思ったのを覚えています。それでもやはり、気持ちが良いものではありませんでした。初対面の人に「家のローンはいくらですか?」、「貯金はどれくらい?」、「給料はいくら?」と訊かれて気持ちが良くなる人は、なかなかいないですよね。また、取引先からも信用されていないのかなぁとも思いました。
―調査されて初めて気づいた、自社の強み
でも、受けて良かったと思う面もありました。私は普段、他社と自社を比較して考えるようなことをしていなかったのですが、弊社を担当した方は、「出来合いのものを仕入れるのではなく、自社でデザインの技術を磨いてきたことが、競合の多い業界の中でも安定した業績の維持につながっている」と指摘してくれました。これは、弊社としては当たり前のことだったので特に意識していなかった部分でしたが、あらためて「これがうちの強みなんだ」と知ることができました。たくさんの企業や業界のことを知っているからこそ、言ってもらえたことなんだと思います。その強みを伸ばすことで、もっといい業績が出るかもしれないと考えるきっかけになりました。
―取り引きが上手くいったのは、調査のおかげかもしれない
実は、調査を受けてからだいぶ時間が経って「あのとき御社に調査をかけたのは、私なんですよ」と取引先から言われたことがあります。調査を受けた当時、弊社の販売が伸びており、仕入れ量も増えていたので、その取引先では審査する必要があったのでしょう。必要なときに、必要な取り引きがスムーズに行えたのも、帝国データバンクさんの調査を受けたからなのかもしれませんね。
信用調査を
受けた方へのインタビュー(2)
取引先に自社の情報を知ってもらえるということは、
大きな負担軽減でもあり、強い戦力でもあります
派遣業界/代表取締役社長

―情報を登録していないと、ビジネスでは信用されない
私が調査を受けたのは、新規取引先に指摘されたことがきっかけです。当時は、長い期間をかけた泥臭く地道な営業活動をおこなっていました。さまざまな方とお会いして、ようやく当社の強みを生かせる部門までたどり着き、やっと商談まで進めることに。しかし、いざ新規取引のチャンスという局面で、「御社の情報は、きちんと帝国データバンクさんに登録されていないね」と先方から言われてしまったのです。これは、企業としての信用に関わるのだと思い、調査を受けることにしました。
―自社を知ってもらうことは、営業の大きな戦力になる
当社では、大手企業を中心に営業をしています。企業との取引開始時には、先方から決算書を持ってくるように言われることもあります。そんなときは私も営業担当者に同行して自社のことを説明しますが、同業他社と比較しなくてはわからないような財務の強みや弱みといった話は、理解してもらうまでがとても大変です。また、当社はお客さまの製品に組み込むソフトウェア開発のための人材派遣業務を行っています。派遣する人材の給与はお客さまから回収してからではなく、先に支払うカタチをとっています。そうすることで、優秀な人材を確保するのです。当社のこういった特徴を必要なところにきちんと知ってもらえるのであれば、それは営業の戦力になります。
―財務内容の説明を調査報告書にまかせることで負担軽減を
調査を受けて感じたのは、知ってもらうことの大切さです。取引銀行の担当者はよく交代するのですが、そのたびに財務内容の説明を求められます。また、先ほどの話のように、新たな取引先を増やすような局面では、自社の財務内容を説明するのに大きな労力がかかります。この点、帝国データバンクさんに話しておけば、自社のことが先方の目に触れる状態になっているため、あらかじめ理解してもらえるのです。これは、大きな負担軽減につながります。