景気・経済動向記事

2015年度の業績見通しに関する千葉県内企業の意識調査

企業の3社に1社が「増収増益」見込み
〜 アベノミクスへの企業の評価は100点満点で62.9点 〜

はじめに

国内景気は、企業の設備投資意欲の改善で生産関連が堅調に推移しているほか、原油安や円安による外部環境の改善も加わり、消費税率引き上げ後の悪化傾向から脱し、上昇基調の様相をみせている。他方、人手不足による受注機会の喪失は景気拡大を抑制する懸念材料ともなっているなか、地域や業界、規模によって景気動向が業績に与える影響は異なっている。

帝国データバンクは、2015年度の業績見通しに関する企業の見解について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2015年3月調査とともに行った。

■調査期間は2015年3月18日〜31日、調査対象は全国2万3336社、千葉県内549社で、有効回答企業数は全国1万845社(回答率46.5%)、県内247社(同45.0%)
■業績見通しに関する調査は2009年3月以降、毎年実施し、今回で7回目

調査結果

  1. 1 2015年度の業績見通しを「増収増益」とする企業は32.0%。2014年度実績見込みからは3.3ポイント増加し、「減収減益」は減少、「前年度並み」は大幅に増加しており、総じて上向く傾向。ただし、規模間格差が拡大する懸念が高まっている
  2. 2 2015年度業績見通しの上振れ材料は「個人消費の回復」が47.8%でトップとなり、「公共事業の増加」「所得の増加」が続いた。他方、下振れ材料は「個人消費の一段の低迷」が40.5%でトップとなり、「人手不足」「原油・素材価格の動向」が続いた。特に、「人手不足」は前年度より10.8ポイント増加しており、業績への影響を懸念する企業が大幅に拡大している
  3. 3 安倍政権の経済政策(アベノミクス)の成果に対する企業の評価は、100点満点中62.9点。しかし、アベノミクスの評価は企業規模によって分かれ、大企業優先という不満が中小企業や地方で高まっている様子もうかがえる

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