業界情報記事

2016年度 主要上場建設会社60社の受注・業績動向調査

工事受注高、2年ぶりの増加
〜 官需が回復、民需は伸長続く 〜

はじめに

上場建設会社の2016年度決算が出揃った。2016年12月に実施した前回調査(2016年度第2四半期業績)では、中間期時点の受注高が前年同期比で9.1%増加。特に、2015年度に減速感が鮮明となっていた官公庁向けの受注は同35.5%の大幅増となり、先行きが注目されていた。

帝国データバンクは、全国の主要上場建設会社の2016年度(2016年4月〜2017年3月、12月決算企業は2016年1月〜12月)の決算短信から、単体ベースの受注高とその官民比率、および連結ベースの売上高、売上総利益率について調査・分析した。調査対象は、主要な上場建設会社60社で、受注高については前年度との比較が可能な48社。

■前回調査は2016年12月27日、前々回調査は2016年6月27日。

■(株)竹中工務店<未上場>は、売上規模を勘案し分析対象に加えている。

調査結果

  1. 1 主要な上場建設会社60社のうち、個別受注高の判明している48社の2016年度の受注高は、前年度比3.5%増の13兆2528億3600万円。2年ぶりの増加に転じた
  2. 2 受注高の内訳(官・民)が判明している35社では、「官公庁工事」の受注高は前年度比13.0%増の3兆1720億5800万円。2年ぶりに増加した
  3. 3 「民間工事」受注は前年度比4.9%増の7兆3018億2000万円と好調
  4. 4 売上高は、前年度比1.5%減の16兆993億5000万円。前年度の受注の落ち込みを反映した
  5. 5 売上総利益率は12.7%と前年度比0.8ポイントの上昇。収益力は一段と高まっている
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