レポート

印刷業界の動向と展望

2026/03/31

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

印刷

2024年度
2025年度

印刷機械、印刷インキ製造

2024年度
2025年度

■SUMMARY

印刷業界は、顧客からの受注に基づき印刷物を製造する受注型産業であり、用途としては商業、包装、出版、事務など複数の分野で構成される。長年、情報伝達や販促、流通を支える基盤として発展してきたが、デジタル技術の進展により紙媒体の役割は変化しつつある。近年は用途別で明暗が分かれ、従来型の需要縮小と新たな付加価値の創出が並行して進んでいる。

最近の動向としては、デジタル化の進行により出版関連を中心に市場は縮小基調が続く一方、商品の差別化や流通拡大を背景に包装分野は底堅く推移している。小ロット・短納期に対応できるデジタル印刷やオンライン受注の普及、業務効率化を目的とした設備更新も進展。また、印刷技術を起点に、データ活用やデジタルサービスへと事業領域を広げる動きが広がっている。

一方、業界の課題としては、需要構造の変化に対応する投資負担の増大、原材料やエネルギーコストの上昇、人手不足への対応が挙げられる。特に中小事業者では、デジタル技術への対応力の差が競争力に直結し、事業再編や退出が進みやすい環境にある。加えて、環境配慮や安全性への要請が高まり、製品・工程の高度化も求められている。

このレポートでは、印刷業界の市場構造と需要動向、デジタル化や環境対応などについて述べる。また市場動向では、経済産業省の「生産動態統計調査」による印刷関連製品の生産・販売金額の推移から、業界を取り巻く環境を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 印刷業の業績動向
  • 印刷機械、印刷インキ製造業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
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