レポート

神奈川県内の自動車部品メーカー業績動向調査

自動車部品メーカー、減産で売上15%減 ~ 21年度以降も微増にとどまる ~

2023/02/16

はじめに

自動車部品業界はコロナ禍での半導体不足を背景とした完成車減産の影響や、その一方でEV シフトへの動きが加速するなど大きな環境変化が続いている。技術革新が進むなか、こうした変化に乗り遅れれば打撃を受けることになりかねず、中小部品メーカーの動向が注目されている。

帝国データバンク横浜支店は、企業概要データベース「COSMOS2」(147万社収録)をもとに、2017年度~2021年度決算の業績が判明している神奈川県に本社を置く自動車部品メーカー、185社を抽出し、売上高や損益状況を分析した。また、2023年1月時点で2022年度の売上高が判明している43社についても同様に分析を行った。

■自動車部品メーカーは、「車体製造」「自動車内燃機関製造」「駆動・操縦・制動装置製造」「その他部品製造」で、2021年度決算の売上高が1億円以上の企業が対象

調査結果

  1. 調査対象の県内自動車部品メーカー185社の売上高合計をみると、2020年度は新型コロナの感染拡大による完成車メーカーの生産調整を背景に前年度比15.1%減(1兆2079億円)となった。翌21年度も半導体不足などの影響で前年度比2.2%増(1兆2347億円)にとどまっている
  2. 2022年度の業績が判明している43社の売上高合計は555億9800万円(2023年1月時点)となり、21年度比(対象は上記43社)で2.9%の増加にとどまっている
  3. 185社について、増減収の社数内訳を年別にみると、2021年度は増収企業が90社となり、前年度(29社)から大幅に増加、一方、減収企業は55社で前年度(140社)から大きく減少した。2022年度は43社中20社が増収となったが、依然として5割を下回る状況となっている
  4. 2021年度の損益状況が判明している117社のうち91社(構成比77.8%)が黒字となった。黒字企業の割合は2020年度(構成比66.4%)から11.4pt増加している。また、2022年度の損益状況が判明している25社中、黒字企業は14社(構成比56.0%)、赤字企業は11社(同44.0%)となった
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