レポート

東京都内に本店を置く23信用金庫 預金・貸出金調査

9割が預金・積金、貸出金伸ばす ~ 23金庫の平均自己資本比率5年連続低下 ~

2019/08/19

はじめに

4月1日に近畿大阪銀行と関西アーバン銀行の合併により「関西みらい銀行」が誕生した。また、7月10日には横浜銀行と千葉銀行の業務提携が発表されるなど、依然として地方銀行を中心に再編機運が高まっている。そうしたなか、信用金庫でも今年に入り、静岡県で「浜松いわた信用金庫」、「島田掛川信用金庫」、「しずおか焼津信用金庫」が、三重県で「桑名三重信用金庫」が合併により誕生。中部地域で信金の再編が目立っているなか、東京都の信用金庫については、2006年1月に多摩中央信用金庫と八王子信用金庫、太平信用金庫の3金庫が合併し「多摩信用金庫」が発足したのを最後に合併は行われておらず、今後の動向に注目が集まっている。

帝国データバンクでは、東京都内に本店を置く23の信用金庫の、2017年3月末、2018年3月末、2019年3月末の預金積金残高、貸出金残高、自己資本比率の推移について調査した。

調査結果

  1. 2019年3月末時点での東京都内に本店を置く23金庫の預金積金残高の合計は、25兆2033億1700万円(前期比1.38%増)。23金庫中、22金庫で増加した。
  2. 2019年3月末時点での23金庫の貸出金残高の合計は、14兆9億2800万円。前年比で1.85%増となり、23金庫中21金庫で増加した。
  3. 2019年3月末時点での23金庫の平均自己資本比率は9.58%となり、5年連続で低下した。また、前年比増加したのは7金庫にとどまった。
  4. 2019年3月末時点での貸倒引当金合計は700億6400万円で、前年期末から42億5400万円の増加。「西武」が46億8500万円増加し最大。
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