レポート

石油業界の動向と展望

2025/10/31

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

石油開発

2024年度
2025年度

石油元売り、精製

2024年度
2025年度

石油製品小売

2024年度
2025年度

■SUMMARY

石油業界は、石油開発、元売り、精製、製品小売業で構成され、国内消費量の大部分を輸入に依存している。長期的な石油製品の需要減少に直面する中、政府のグリーン・トランスフォーメーション(GX)政策に呼応して、主要各社は水素・アンモニアやCCUS技術、再生可能エネルギーなど脱炭素分野への転換を急いでいる。また、給油所(SS)の減少が地域のエネルギー供給の課題となる中、セルフ式給油所の増加やサービスの多様化が進んでいる。

市場動向では、2023年度は地政学リスクやOPECプラスの減産の影響で原油価格が不安定に推移し、国内燃料油需要は2年連続で減少した。2024年度も燃料油全体の国内販売量が減少し、原油価格は中東情勢やウクライナ問題などにより引き続き不透明な状況が続いた。

2025年度は石油需要の鈍化が見込まれる一方で、産油国の増産による供給拡大が予測される。また、国内燃料油需要は減少傾向が続くものの、灯油やジェット燃料など一部の油種では回復が見込まれる。

業界の課題としては、国内需要の継続的な減少やエコカーの普及、燃料転換による市場構造の変化が挙げられる。さらに、原油調達の中東依存度の高さや地政学的リスクの影響が安定供給の脅威となっている。燃料油補助金や税制改正など政策対応が進む一方、供給過多による価格競争や製品販売カルテル問題など、業界全体でのコンプライアンス強化が求められている。

このレポートでは、石油業界における最新動向や市場展望、業界の課題について解説する。さらに、業界再編や脱炭素化への取り組み、給油所のサービス多様化などの焦点も示す。市場動向については、2023年度から2025年度までの国内燃料油需要の推移を分析し、業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 石油開発業、石油元売り業、石油精製業の業績動向
  • 石油製品小売業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
TDB REPORT ONLINEへ