レポート

ペット業界の動向と展望

ペットの「家族化」や「長寿化」、「多様化」で、市場は成長傾向

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

ペットフード・用品製造、卸

2024年度
2025年度

ペットショップ

2024年度
2025年度

■SUMMARY

ペット業界は、犬・猫を中心としたペットの飼育、健康管理に関わる商品やサービスを提供する。具体的には、生体販売、ペットフード・用品製造販売、医療サービス、ペット保険、トリミングやペットホテルなどが含まれる。

近年は、ペットの「家族化」や「長寿化」、加えて、観賞魚や小動物、爬虫類など飼育対象の多様化により、新たなニーズが創出され、市場は成長傾向にある。加えて、テクノロジーの進展により、IoT機器やヘルスケアデータなどを活用した新規ビジネスも注目されている。今後は少子高齢化社会における「心のインフラ」としてのペットの役割が強まり、社会的価値の高い産業として成長することが期待される。

足元の経営環境を見ると、犬や猫の飼育頭数が伸び悩む一方、1頭あたりの支出金額は高水準で推移している。原材料価格の上昇にともなう商品単価の引き上げや、プレミアムフードなどフードの高付加価値化が顕著に進んだことなどが背景にある。

直面する課題としては、価格高騰による生体販売の低調、改正動物愛護法の完全施行による頭数制限に対応した設備投資などが挙げられる。また従業員1人当たりの上限飼育頭数が義務化されたことで、名義上の従業員数の水増しや、従業員の知識・経験不足による動物管理水準の低下といった問題も浮上しており、自治体などによる監視強化が求められている。

このレポートでは、ペット業界の事業構造、異業種からの新規参入や新業態・サービスなどについて述べる。また市場動向では、総務省の「家計調査」によるペット関連品への支出金額や、犬・猫の推計飼育頭数の推移から業界を取り巻く環境を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • ペットフード・用品製造業、同卸売業、ペットショップの業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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