レポート

冠婚葬祭業界の動向と展望

2026/03/31

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

結婚式場

2024年度
2025年度

葬儀

2024年度
2025年度

■SUMMARY

結婚式場業は、結婚式および披露宴を実施するための施設やサービスを提供する。関連するサービスとして、婚礼衣装のレンタル、写真撮影、ビデオ撮影、フラワーアレンジメントなどの多層的なバリューチェーンで構成されている。

葬儀業は、故人の葬儀や法要を執り行うためのサービスを提供する。関連するサービスとして、祭壇の設営、供花の手配、香典返しの手配などが含まれる。葬儀形式には、一般葬、家族葬、一日葬、直葬などがある。国内では高齢化社会による需要が見込まれるため、葬儀需要自体は中期的には安定している。

コロナ禍による「外出自粛」や「3密回避」を背景に、結婚式の延期や中止が相次ぎ、海外挙式も消失。葬儀は「家族葬」を余儀なくされ、冠婚葬祭業界は大きな打撃を受けた。

近年は、コロナ禍の件数減少から回復傾向となり、婚礼スタイルの多様化や国内リゾート挙式の人気の高まりなどが見られた。一方、葬儀は安定需要も、直葬比率の高まりにより葬儀件数は抑制傾向にある。また、葬儀・婚礼ともに売上高は伸展しているが、物価高騰による料金値上げによる部分が大きい。

直面する課題として、価値観やライフスタイルの変化により、式の縮小化や簡素化が挙げられる。各社は消費者ニーズに対応したサービス展開を強化するも、業界内競争が激化している。また、物価高を背景とした単価上昇による人件費や仕入れ価格などのコスト高騰が懸念される。

このレポートでは、冠婚葬祭業界の事業構造や相次ぐ大型倒産などについて述べる。また市場動向では、経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」による取扱件数および売上高の推移から、業界を取り巻く環境を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 結婚式場業、葬儀業、冠婚葬祭互助会の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
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