レポート

教育サービス業界の動向と展望

少子化とデジタル化が変える教育サービスの競争地図

2026/01/30

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

学習塾・予備校、通信教育・家庭教師派遣

2024年度
2025年度

各種学校

2024年度
2025年度

■SUMMARY

教育サービス業界は、学校外教育、通信教育、語学学習、資格取得講座、企業研修など多様な領域で構成され、幼児から成人まで幅広い層を対象とする。戦後の教育改革や大学進学率の上昇を背景に学習塾・予備校が発展し、その後の社会・経済の高度化とともに専門学校や資格講座が拡大してきた。近年は少子化による受験市場の縮小や、オンライン化・デジタル教材の普及により、従来型対面中心のモデルからデジタル活用を前提とした業態へと構造転換が進んでいる。

学習塾・予備校では少子化による生徒数減少や大学入試制度の変化が競争を激化させる一方、中学受験市場は大都市圏を中心に需要が拡大している。通信教育ではタブレットや動画講座が浸透し、プラットフォーム型サービスの台頭が競争環境を変えている。語学教室ではオンライン学習や生成AIの普及により対面型の存在意義が問われつつあり、社会人向けのリスキリング領域ではデジタルスキル講座や企業研修が成長を支えている。全体として、デジタル化と教育コンテンツの細分化が需要構造に大きな影響を与えている。

一方、少子化による市場縮小が事業基盤を直撃し、学習塾を中心に倒産が増加している。無料学習動画やアプリの普及により価格競争が激化し、従来型サービスの収益性が低下している。教室運営にともなう固定費負担や講師確保難も重く、経営効率の差が各社の業績に直結している。また、オンライン教育の普及によりコンテンツだけでは差別化が難しくなり、学習管理や個別最適化、ブランド力など総合的なサービス価値の向上が求められている。さらに、M&Aによる再編が進行し、業界構造は大きく変化しつつある。

このレポートでは、学習塾・予備校、通信教育、語学教室など主要領域の市場構造、デジタル化の進展、リスキリング需要の高まりなどを整理する。市場動向では、少子化による需要変化、オンライン化の影響、価格環境や業界再編の流れについて述べる。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 教育サービス業の業績動向
  • 通信教育・各種学校の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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