レポート

通信業界の動向と展望

成熟市場の中で進化する通信業界―デジタル基盤から社会インフラの中核へ

2026/03/31

固定通信

2024年度
2025年度

移動体通信

2024年度
2025年度

インターネットサービス

2024年度
2025年度

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

■SUMMARY

通信業界は、電気通信回線を通じて情報の伝達を担う基幹インフラ産業であり、固定通信、移動通信、インターネット接続サービスなどを中核に構成される。戦後の独占体制から自由化・民営化を経て競争市場へ移行し、技術革新とともに発展してきた。現在では、音声通信中心からデータ通信中心へと構造転換が進み、社会や産業のデジタル化を支える基盤として、行政・企業活動・日常生活に不可欠な存在となっている。

近年は、スマートフォンの普及や高速通信規格の進展によりデータ通信需要が拡大する一方、国内市場は成熟化し成長は緩やかになっている。固定電話は減少傾向が続く一方、光回線やワイヤレスによる高速ブロードバンドは底堅く推移している。移動通信では契約数の伸びは鈍化しつつも増加基調を維持している。こうした中、通信事業者は非通信分野への展開や法人向けサービスの強化に加え、AIや次世代通信技術の導入を通じた付加価値向上を進め、収益源の多様化を図っている。

主な課題としては、料金引下げ圧力や競争激化による収益性の低下と、ネットワーク高度化にともなう巨額投資の両立が挙げられる。また、人口減少にともなう市場縮小や地方の採算性確保、サイバーセキュリティや大規模障害への対応など、社会インフラとしての信頼性維持も重要な課題である。さらに、ガバナンス強化やリスク管理の高度化も求められており、持続的成長に向けた経営基盤の強化が不可欠となっている。

このレポートでは、通信業界の構造と市場動向、技術革新や制度改革の影響、非通信分野を含めた事業多角化の進展について述べる。市場動向では固定通信・移動通信・インターネット接続サービスの需要変化と成長領域を整理し、次世代通信やAI活用の方向性を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 固定通信業の業績動向
  • 移動体通信業の業績動向
  • インターネットサービス業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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