レポート

2017年度 北海道内スーパーストア売上高ランキング

コープさっぽろが首位を堅持 ~ 上位50社の売上高合計は1兆1900億8700万円、前年度比0.5%増 ~

2018/12/10

はじめに

道内のスーパーストア業界は、消費人口の伸び悩みが続くなかで、顧客獲得競争は一段と厳しさを増している。この間、大手業者は合併も含めた経営統合や再編を進めることでスケールメリットを追求するほか、商品ライン、アイテムの充実に加えて在庫統制の徹底や、新規出店や同業者からの店舗の承継、リニューアルなどにより営業基盤の維持・拡大を図っている。大手による系列化や寡占化が進む一方で、中小・零細規模のスーパー経営業者を取り巻く経営環境は厳しさが続いている。

帝国データバンク札幌支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」(登録社数147万社)を対象に、2017年度(2017年4月期~2018年3月期)に決算を迎えた道内企業(約7万社)から、スーパーストア経営業者を抽出、売上高ランキング(不動産賃貸収入等を含む)を作成した。なお、売上高は推定値を含む。


<調査対象>

■原則として生鮮3品を扱い、セルフサービス方式を採用する法人

■北海道内に本社を置きスーパーストアを展開する法人

■北海道内に本社を置き店舗展開する生活協同組合(大学生協を除く)

■売上高は不動産賃貸収入等を含み、店舗数は上記の対象店舗とする

調査結果

  1. 2017年度のランキング第1位は、売上高2928億7800万円の(生協)コープさっぽろ。2位はイオン北海道、3位はラルズで前年度と変わらず、一部ランキングに変動があったものの、上位10位までの顔ぶれは前年度と変わりはなかった。
  2. グループ別売上高では、イオングループが店舗数163、売上高合計3312億4900万円で3年連続して第1位に。第2位はアークスグループ、第3位は(生協)コープさっぽろ及び業務提携する(有)魚長のグループ。
  3. 上位50社の売上高合計は前年度比0.5%増の1兆1900億8700万円。上位10社の売上高合計は1兆331億9200万円で前年度比0.7%増。上位50社の増収企業(横ばい含む)は23社、減収企業は27社。
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