レポート2022年度 北海道内スーパーストア売上高ランキング

イオン北海道が3年連続首位へ ~ 価格競争続くなか、上位50社の売上高合計は前年度比1.5%減 ~

2024/01/17
流通

はじめに

円安や原材料価格高騰の影響などから食料品を中心とする値上げが相次いだ流通小売業界。新型コロナウイルスの5類移行による人流回復のなかでも顧客獲得競争は一段と熾烈を極めている。道内のスーパーストア業界に目を転じると2020年3月にイオン北海道(株)がマックスバリュ北海道(株)を吸収合併するなど、従前より大手グループによる系列化や寡占化が進む一方、中小規模のスーパーストアを取り巻く環境は厳しさが増している。

帝国データバンク札幌支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」(登録社数147万社)を対象に、2022年度(2022年4月期~2023年3月期)に決算を迎えた道内企業(約7万社)から、スーパーストア経営業者を抽出、売上高ランキング(不動産賃貸収入等を含む)を作成した。なお、売上高は推定値を含む。


■調査対象
1.原則として生鮮3品を扱い、セルフサービス方式を採用する法人
2.北海道内に本社を置きスーパーストアを展開する法人
3.北海道内に本社を置き店舗展開する生活協同組合(大学生協を除く)
4.売上高は不動産賃貸収入等を含み、店舗数は上記の対象店舗とする

調査結果

  1. 2022年度のランキング第1位は、イオン北海道(株)。売上高は前期比0.3%減の3396億5900万円を計上し3年連続しての首位となった。第2位は(生協)コープさっぽろ。第3位は(株)ラルズ、第4位は(株)ホクレン商事、第5位は(株)ダイイチ
  2. 大手3強のグループ別売上高は、第1位が店舗数167、売上高3396億5900万円のイオン北海道(株)。第2位は(生協)コープさっぽろ及び業務提携する(有)魚長及び(株)中央スーパーのグループ。第3位はアークスグループ
  3. 上位50社の売上高合計は1兆2113億6600万円で前年度比1.5%減。上位10社の売上高合計は1兆788億3900万円で同2.1%減。上位50社の増収企業(横ばい含む)は23社、減収企業は27社
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