レポート

2020年度 北海道内スーパーストア売上高ランキング

イオン北海道が首位へ ~ 上位50社の売上高合計はコロナ禍での巣ごもり需要で前年度比4.1%増 ~

2021/11/01

はじめに

新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が追い風となったスーパーストア業界。道内のスーパーストア業界に目を転じると2020年3月にイオン北海道(株)がマックスバリュ北海道(株)を吸収合併するなど、従前より大手グループによる系列化や寡占化が進む一方、中小規模のスーパーストアを取り巻く環境は厳しさが増している。

帝国データバンク札幌支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」(登録社数147万社)を対象に、2020年度(2020年4月期~2021年3月期)に決算を迎えた道内企業(約7万社)から、スーパーストア経営業者を抽出、売上高ランキング(不動産賃貸収入等を含む)を作成した。なお、売上高は推定値を含む。


■調査対象
1.原則として生鮮3品を扱い、セルフサービス方式を採用する法人
2.北海道内に本社を置きスーパーストアを展開する法人
3.北海道内に本社を置き店舗展開する生活協同組合(大学生協を除く)
4.売上高は不動産賃貸収入等を含み、店舗数は上記の対象店舗とする

調査結果

  1. 2020年度のランキング第1位は、期初にマックスバリュ北海道(株)と合併したイオン北海道(株)。売上高は前期比65.5%増の3384億5600万円を計上した。第2位は前年度まで13年連続して首位だった(生協)コープさっぽろ。第3位は(株)ラルズ。また、前年度第11位だった(株)道南ラルズが第10位とベストテン入りした
  2. 大手3強のグループ別売上高は、第1位が店舗数168、売上高3384億5600万円のイオン北海道(株)。第2位は(生協)コープさっぽろ及び業務提携する(有)魚長及び (株)中央スーパーのグループ。第3位はアークスグループ
  3. 上位50社の売上高合計は1兆2405億400万円で前年度比4.1%増。上位10社の売上高合計は1兆1060億6900万円で同6.8%増。上位50社の増収企業(横ばい含む)は29社、減収企業は21社
詳細はPDFをご確認ください

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

お問い合わせ先 株式会社帝国データバンク 札幌支店情報部 TEL:011-272-3933 FAX:011-272-3934