レポート四国地区のリース業者の業績動向調査

2015年度の総収入高は前年度比3.1%増、利益額合計は20.9%増

2017/04/11
金融

はじめに

リース統計(2016年上半期)(公益社団法人リース事業協会)によると、2016年上半期の全国のリース取扱高は前年同期比で2.0%増加していた。国内景気が緩やかな回復を続けるなかで、リースの取扱高が増えているようだ。ただ、業界内での競争が激しく、収益を維持しながら、取扱高を増やしていくことがリース業者共通の課題となっている。

そこで、帝国データバンク高松支店では、四国に本社を置くリース業者の動向を探るため、2013年度から2015年度の収入高、利益額(当期利益、以下同じ)、従業員数の変化を捉えるとともに、収入高上位企業を抽出した。

今回の調査は、四国に本社を置くリース業者326社のうち、2013年度(2013年4月期~2014年3月期)、2014年度(2014年4月期~2015年3月期)、2015年度(2015年4月期~2016年3月期)の年収入高が比較可能な296社を対象に実施。

調査結果

  1. 四国に本社を置くリース会社296社の2015年度の総収入高は前期比3.1%増の1441億9200万円。
  2. 上記296社のうち、2015年度の「増収」企業数は84社(構成比28.4%)で、「減収」と同数であった。「増収」企業数は2014年度(110社・同37.2%)と比べると減少していた。
  3. 上記296社のうち、3年度連続で利益額が比較可能な99社の2015年度の利益額合計は前年度比20.9%増の41億1800万円であった。2015年度の「増益」企業数は44社(構成比44.4%)で、「減益」の55社(同55.6%)より少なかった。
  4. 上記296社のうち、3年連続で従業員数(正社員のみ、役員・パートなどを除く)が判明している285社の従業員総数は3,485人。2014年に比べ14人(0.04%)減少していた。
詳細はPDFをご確認ください

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

お問い合わせ先 株式会社帝国データバンク 高松支店 TEL:087-851-1571 FAX:087-851-3837