はじめに
ネット通販の拡大などで段ボール需要は堅調に推移しているが、電子媒体の利用拡大やペーパーレス化、雑誌・カタログなどの低迷で印刷・情報用紙の需要が減少傾向にある。紙製品メーカーでは、付加価値の高い新素材の開発に注力するほか、業界大手では過剰設備の見直しや固定費削減、生産品種の転換を進める動きがみられる。
今回、帝国データバンク高松支店は、紙製品メーカーの業績動向を探るため、2019年9月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(147万社収録)の中から、2014年度(2014年4月期~2015年3月期)から2018年度(2018年4月期~2019年3月期)まで5年間の決算の年売上高と利益額が比較可能な、四国地区に本社が所在する紙製品メーカー主要20社を抽出し、年売上高別、利益額(当期純利益)別、売上高ランキングについて分析した。
■分析対象はTDB産業分類・中分類で「パルプ・紙・紙加工品製造業」を主業とする企業で、不織布製品を主に製造している企業は除外した
調査結果
- 2018年度の年売上高合計は4804億9900万円
前年度と比べて96億3300万円(2.0%)多く、過去5年で最高に - 2018年度の利益額合計は143億3100万円
前年度と比べて33億8900万円(19.1%)少なく、2年連続で減少
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