レポート

航空機・鉄道車両業界の動向と展望

新技術による次世代機・車両に向けた開発が加速

2026/01/30

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

航空機部品製造

2024年度
2025年度

鉄道車両、部品製造

2024年度
2025年度

■SUMMARY

航空機業界は、商業航空機、軍用機、ヘリコプターなどの航空機、エンジンなどの航空機部品・装備品の製造、保守・整備、システム供給、運航、および関連サービスを提供する。航空旅客需要は、アジア地域を中心に需要の増加が見込まれており、機体・エンジン・装備品の需要拡大だけでなく、航空機のハイブリッド化・電動化や無人航空機、空飛ぶ車などの新市場の技術発展が、航空機市場拡大につながると期待される。

鉄道車両業界は、新幹線や在来線の車両、地下鉄、モノレール、貨物列車などの鉄道車両、車両関連装置などの製造、設計、整備、および関連サービスを提供する。近年は、国内市場が成熟化する中、英国・アジア・北米・アフリカなど、海外の鉄道インフラプロジェクトへの参画が増加している。また世界的な脱炭素への流れを背景に、バッテリー車両、ハイブリッド車両、水素燃料電池車両などの次世代車両の開発も進む。

足元の経営環境を見ると、航空機は、政府による防衛強化計画や、世界的な航空貨物輸送の増加が需要増加につながっている。また鉄道車両は、円安や日本製車両の安全性・信頼性を背景に、海外案件が堅調に推移しており、全体需要を下支えしている。

航空機業界では国内市場規模が欧米に比べて小さいため、量産効果が得にくく、開発投資の回収や人材育成、事業の安定性といった面で構造的な課題を抱えている。また、鉄道車両業界では、人口減少や他の交通手段の発達、運用益の低下に加え、海外市場での競争激化などが課題として挙げられる。

このレポートでは、航空機・鉄道車両業界の市場構造や、海外市場への戦略的シフトの加速などについて述べる。市場動向では、国内航空機生産額および鉄道車両生産額の推移から、業界を取り巻く環境を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

 ■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 航空機・鉄道車両業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
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