はじめに
米アプライドマテリアルズとの2014年の経営統合を公表した東京エレクトロン(東証1部)。半導体製造装置で世界シェアトップと第3位の統合により、巨大装置メーカーが誕生する。両社統合後の新会社は群を抜いた“世界シェアナンバー1企業”になるが、その一方で、今後は事業再編や拠点の統廃合等の動きも予想され、同社のサプライチェーンにも注目が集まっている。
帝国データバンクは、自社データベースである企業概要ファイル「COSMOS2」(144万社収録)の中から、東京エレクトロングループを主要得意先とし、直接、間接的に取引がある企業(一次下請先、二次下請先)を抽出し、社数合計、都道府県別、業種別、年売上高別について調査・分析した。なお、同様の調査は今回が初めてとなる。
調査結果(要旨)
1.東京エレクトロングループを主要得意先とし、直接、間接的に取引がある企業(下請先)の合計は全国で4383社を数え、約4400社にのぼることが判明した
2.都道府県別に見ると、「東京都」が1255社(28.6%)でトップ。このほか、主要な設備のある「山梨県」(127社、8位)、「熊本県」(94社、10位)などが上位に入った
3.業種別に見ると、一次下請先は産業用電気機器卸が61社(10.0%)でトップ。二次下請先も産業用電気機器卸(291社、7.7%)が最も多く、ソフト受託開発(167社、4.4%)が続いた
4.年売上高別に見ると、一次下請先、二次下請先ともに「1億円以上10億円未満」が最も多く、合計2396社(54.7%)を数え、全体の過半数を占めた

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