レポート都内に本店を置く23信用金庫 預金・貸出金調査(2020年3月期)

預金、貸付金ともに合計額は増加傾向続く ~ 西武信金の貸付金が大幅減 ~

2020/09/30
資金繰り  金融

はじめに

10月1日、長崎県を基盤とする「十八銀行」と「親和銀行」が合併し「十八親和銀行」が誕生するほか、来年1月には新潟県を基盤とする「第四銀行」と「北越銀行」の合併も予定されるなど、引き続き地方銀行を中心に再編機運が高まっている。こうしたなか、信用金庫でも今年1月に宮崎県で「宮崎都城信用金庫」と「南郷信用金庫」が合併し「宮崎第一信用金庫」が誕生したほか、9月には石川県で「北陸信用金庫」と「鶴来信用金庫」が合併し「はくさん信用金庫」が誕生した。東京都の信用金庫については、2006年1月に3金庫が合併し「多摩信用金庫」が発足したのを最後に合併は行われておらず、今後に注目が集まっている。

帝国データバンクでは、東京都内に本店を置く23の信用金庫の、預金積金残高、貸出金残高、自己資本比率、の推移について調査した。

調査結果

  1. 2020年3月末時点での東京都内に本店を置く23金庫の預金積金残高の合計は、25兆5090億8600万円(前年比1.21%増)。23金庫中、19金庫で増加した
  2. 2020年3月末時点での23金庫の貸出金残高の合計は、14兆481億5100万円。前年比で0.34%増となり、23金庫中21金庫で増加した
  3. 2020年3月末時点での23金庫の平均自己資本比率は9.58%となり、6年連続で低下した。また、3年連続で10%を下回った
  4. 2020年3月末時点での23金庫の金融再生法上の不良債権の合計は4704億100万円で、前年比で179億5600万円減少した
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