レポートガソリンスタンド経営業者の実態調査

ガソリンスタンド経営業者の2017年度売上高合計、3年ぶり増加 ~ 好調な大手企業が全体をけん引 ~

2018/09/28
エネルギー

はじめに

日本国内の人口減少や自動車の燃費性能の向上などにより、ガソリンの需要が年々縮小傾向にあるなか、全国のガソリンスタンド数も減少が続いている。資源エネルギー庁の調査では2017年度末時点で3万747件と、23年連続の減少となった。また、ガソリンスタンドの数が3カ所以下のガソリンスタンド過疎地は2018年3月末時点で312市町村存在し(資源エネルギー庁調査)、地域住民の生活環境の維持の観点からも過疎の解消が喫緊の課題となっている。

帝国データバンクは、2018年9月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)に収録されているガソリンスタンド経営を主業とする8581社を抽出・集計・分析した。

調査結果

  1. ガソリンスタンド経営を主業とする企業(8581社)の売上高合計を見ると、2017年度は前年度比7.2%増の8兆8660億3300万円となり、3年ぶりの増加となった
  2. 年商規模別に見ると、「1億~10億円未満」が5657社(構成比66.0%)で最多、「1億円未満」が1907社(同22.2%)で続く
  3. 2017年度の売上高動向を見ると、増収の構成比は年商「50億~100億円未満」で90.4%、「100億円以上」で87.4%を占めた
  4. 2000年度以降のガソリンスタンド経営業者の倒産件数推移(法的整理のみ)を見ると、2008年度(65件)にピークを迎え、以降は減少基調となっている
詳細はPDFをご確認ください

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

お問い合わせ先 株式会社帝国データバンク 東京支社 情報統括部 TEL:03-5919-9343 FAX:03-5919-9349