レポート

宝飾品業界の動向と展望

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

宝飾品

2024年度
2025年度

SUMMARY

宝飾品はダイヤモンド、サファイア、ルビー、真珠などの宝石と、金・銀・プラチナなどの貴金属を素材とする装飾品であり、ネックレス、指輪、イヤリング、時計などが主要カテゴリーである。業界はデザイナー、製造、卸、小売、関連サービスから成る複合的なサプライチェーンを持ち、専門店や百貨店、ブライダル、セレクトショップ、EC(電子商取引)、リユース・買取など多様な販売チャネルを有する。装飾だけでなく投資・資産保全の機能も併せ持つ。

直近では、コロナ禍後の人流回復とインバウンドの増加を背景に高価格帯の需要が回復し、百貨店のラグジュアリーフロア拡張や体験型イベントの強化が進む。また金やプラチナなど素材価格の高騰や為替の影響を受けて店頭価格は上昇傾向にあり、資産分散志向から貴金属・ジュエリーへの支出が堅調である。一方、若年層の自己表現ニーズに応えるデザイン性やパーソナライズ、オンライン購入の拡大も市場の裾野を広げている。

課題として、国内市場の長期縮小と婚姻件数の減少によるブライダル分野の停滞、原材料・輸入コストの上昇と価格転嫁の難しさ、為替・金相場の変動にともなう収益の不安定化などが挙げられる。また、消費の二極化が進む中でブランド価値の再構築とEC接点強化が不可欠であり、海外展開では物流・品質管理への対応力が問われる。天然の鉱物資源を巡り「責任ある調達」やトレーサビリティなどサステナビリティの要請も高まっている。

このレポートでは、宝飾品の定義と産業構造、素材・為替動向と価格環境に加え、インバウンドや都心商業地の旗艦店動向について述べる。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 宝飾品業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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