レポート

リース業界の動向と展望

リースから総合ソリューションへ、成長分野開拓で変革が進むリース業界

2026/08/31

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

リース

2025年度
2026年度

■SUMMARY

リース業界は、企業や官公庁、個人が設備や機器を購入する代わりに一定期間利用できる仕組みを提供する金融サービス業である。製造業向けの生産設備や物流機器、情報通信機器、医療機器、自動車など幅広い資産を対象とし、設備導入時の初期負担軽減や資金効率向上を支えてきた。

国内市場はかつての成長期と比べて規模縮小が進んだものの、依然として企業の設備投資を支える重要な機能を担っている。近年は従来のファイナンス機能に加え、不動産、インフラ、環境・エネルギー分野、アセットマネジメントなどへ事業領域を拡大し、総合金融サービス業としての性格を強めている。

足元では、企業のデジタル化や省力化投資、カーボンニュートラル対応を背景に、リース需要は堅調に推移している。特に情報通信機器やソフトウエア、輸送機器などの分野が市場をけん引しており、生成AIの普及やデータセンター需要の増加も新たな成長機会となっている。

また、再生可能エネルギーや蓄電池、航空機など大型アセットへの投資を拡大しており、各社はリースに加えて事業投資やファンド運営を組み合わせた収益モデルの構築を進めている。

一方で、人口減少や市場成熟化による国内需要の伸び悩みが構造的な課題である。加えて、金利上昇による資金調達コストの増加、地政学リスクや為替変動に伴う投資環境の不確実性、海外事業における信用リスクなども、収益を左右する要因となっている。

新リース会計基準の適用による顧客企業との契約見直しや、サステナビリティへの対応も重要なテーマとなっている。今後はリース単体の提供から、サービス、運営支援、資産管理を組み合わせたソリューション型ビジネスへの転換が一層重要になると考えられる。

レポートでは、リース業界の市場構造や事業モデルの変化、設備投資需要やデジタル化の進展、環境・インフラ分野への投資拡大などについて述べる。市場動向では情報投資やGX関連需要、海外展開や新たな成長領域への取り組みを概観し、業界の課題と展望を整理する。業績動向では主要企業の2024年度、2025年度の実績と2026年度の見通しを掲載する。

■CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • リース業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
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