レポート

2019年度 北海道内スーパーストア売上高ランキング

コープさっぽろが13年連続首位 ~ 上位50社の売上高合計は1兆1917億5100万円、前年度比微増 ~

2021/02/08

はじめに

道内のスーパーストア業界は、大手グループによる系列化や寡占化が進んでいる。大手スーパーストアは経営統合などによってスケールメリットを追求。変化する消費者のニーズに対応した商品構成の強化や新規出店・リニューアルなどを通じて営業基盤の拡充に取り組んでいる。一方、中小規模のスーパー経営業者を取り巻く環境は厳しさを増している。個人消費が伸び悩み、顧客獲得競争が激しさを増すなか、中小規模業者は地域に密着した独自の販促戦略を展開し、生き残りを図っている。

帝国データバンク札幌支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」(登録社数147万社)を対象に、2019年度(2019年4月期~2020年3月期)に決算を迎えた道内企業(約7万社)から、スーパーストア経営業者を抽出、売上高ランキング(不動産賃貸収入等を含む)を作成した。なお、売上高は推定値を含む。


■調査対象
1.原則として生鮮3品を扱い、セルフサービス方式を採用する法人
2.北海道内に本社を置きスーパーストアを展開する法人
3.北海道内に本社を置き店舗展開する生活協同組合(大学生協を除く)
4.売上高は不動産賃貸収入等を含み、店舗数は上記の対象店舗とする

調査結果

  1. 2019年度のランキング第1位は、売上高2917億300万円の(生協)コープさっぽろ。第2位はイオン北海道(株)。第3位はマックスバリュ北海道(株)で、上位10位までの顔ぶれと順位は前年度と変わりがなかった
  2. グループ別売上高の順位は前年度と変動がなかった。第1位は、店舗数163、売上高合計3380億1700万円のイオングループ。第2位は(生協)コープさっぽろ及び業務提携する(有)魚長、(株)中央スーパーのグループ。第3位はアークスグループ
  3. 上位50社の売上高合計は1兆1917億5100万円。上位10社の売上高合計は1兆354億6800万円。いずれも前年度比微増となった。上位50社の増収企業(横ばい含む)は24社、減収企業は26社
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