レポート2013年度九州・沖縄地区ホテル・旅館業売上高ランキング

上位50社の売上高合計、前年度比3.8%増 ~ 円安で外国人宿泊客大幅増加 ~

2015/02/25
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はじめに

ホテル・旅館業界は、2011年3月に発生した東日本大震災や福島第一原発事故の影響で、一時業績が落ち込んだものの、その後、円安やビザ発給要件緩和の効果などで外国人観光客が大幅に増加しているほか、国内旅行も堅調に推移し、2010年度を底に回復基調に転じている。

観光庁によると、2013年の延べ宿泊者数は4億6589万人泊で、前年比6.0%増となった。2012年の伸び率5.3%を0.7ポイント上回り、2年連続で5%を超える高い伸び率を記録した。そのうち、外国人延べ宿泊者数は3349万人泊と、前年比27.3%の大幅増となった。2014年7~9月の延べ宿泊者数は前年同期比0.3%減となったものの、外国人延べ宿泊者数は同25.7%増と2013年4月~6月以降、6四半期連続で前年同期比25%超の高い伸び率で推移している。

この調査は帝国データバンクの企業情報データベース「COSMOS2」(145万社収録)から九州・沖縄地区(以下、九州地区)に本社を置くホテル・旅館経営を主業とする企業(受託運営会社も含む)1130社を抽出。売上高上位50社の2013年度(2013年4月期~2014年3月期)の業績などについてまとめた(売上高は推定も含む)。本調査は2014年2月に続いて6回目。

調査結果

  1. 上位50社の2013年度売上高合計は2337億9100万円(前年度比3.8%増)と3年連続で前年度を上回り、2010年度を底に回復基調が続いている。
  2. 売上高トップは、6年連続でザ・テラスホテルズ(株)(那覇市)。沖縄県は前年度と同じく15社がランクに入り、6年連続のトップとなった。2位は福岡県で13社。
  3. 県別の売上高合計は、沖縄県が750億1300万円(前年度比4.6%増)で6年連続トップ。最も伸び率が高かったのは長崎県で、前年度比9.3%増の131億300万円だった。
  4. 増収企業は33社で、前年度より2社減少したものの、全体の7割を占めた。売上高上位10社のうち8社(前年度9社)が増収だった。
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