レポート「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 傾向データ分析編
食品値上げの理由、「電気代」増加 7月値上げは2割が「電気代」要因に ~ 累計約5万品目の値上げデータ分析 ~
はじめに
2023年の値上げは、原材料価格の落ち着きや低下により、一部の製品では価格引き下げの動きも出始めるなど、原材料高を中心とした値上げ圧力は徐々に低下しつつある。一方で、賃上げ圧力を背景とした人件費の上昇や、電気・ガス代といったエネルギー価格の上昇が新たなコストアップ要因として表面化している。23年に電気代を要因として値上げした品目は1800品目に上り、影響が顕在化してきた。
足元では、政府による支援策で電気代の上昇幅は比較的抑制されている。ただ、今夏以降の電気料金引き上げによる影響次第では、「電気代」を要因とした価格転嫁が食品分野でも広く浸透し、再度の値上げラッシュの引き金となる可能性がある。
■品目数および値上げは、各社発表に基づく。また、年内に複数回値上げを行った品目は、それぞれ別品目としてカウントした
■値上げ率は発表時点における最大値を採用した。なお、価格据え置き・内容量減による「実質値上げ」も対象に含む
調査結果
- ・ 食品値上げ、電気代がじわり影響 7月値上げの約2割が「電気代の上昇」要因に
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