レポート四国地区の食品・飲料メーカー動向調査

2015年度の総売上高は前年度比1.3%増、利益合計は9.5%増加 ~ 利益合計は2年度連続で増加、5割以上の企業が増益 ~

2016/11/04
食品

はじめに

周りを海に囲まれた四国は海産物に恵まれている。また、農産物の生産や養鶏も盛んに行われ、これらの食材を活かした食品、飲料の製造技術を持つメーカーが多く誕生した。その中から全国的な知名度を有する企業も多く出ており、食品製造業界は四国経済のなかでも重要な位置を占めている。

帝国データバンク高松支店では、食品・飲料メーカーの動向を探るため、四国に本社を置く食品・飲料メーカーの2013年度から2015年度の3年間の売上高、利益(当期純利益、以下同じ)、従業員数の推移をみるとともに、売上高上位企業を抽出した。

■「食料品製造業」を主業とする企業のうち、2013年度~2015年度の年売上高が比較可能な1174社を対象に実施。

調査結果

  1. 四国に本社を置く食品・飲料メーカー1174社の2015年度の総売上高は前年度比1.3%増の8419億9300万円。
  2. 上記1174社のうち、2015年度に増収だった企業は31.3%となり、減収(28.1%)より多かった。2014年度(32.7%)と比べると、増収企業の比率は低下していた。
  3. 3年度連続で利益が比較可能な377社の2015年度の総利益額は前年度比9.5%増の80億3200万円。53.8%の企業が増益となっていた。2014年度(48.0%)と比べると増益企業の比率は上昇していた。
  4. 上記1174社のうち、3年連続で従業員数が判明している1096社の2015年の従業員総数(正社員のみ・役員・パートなどを除く)は23,429人。2014年(23,399人)から増加したが、2013年(23,444人)を下回っていた。
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